DNPデジタルコム、マイポイントと通販サイトの顧客満足度診断サービスを提供
DNPデジタルコム 通販サイトの顧客満足度を診断するサービスを開始
生活者やプロの視点で総合的に診断
大日本印刷株式会社(以下:DNP)の子会社である株式会社DNPデジタルコムは、同じくDNPの子会社であるマイポイント・ドット・コム株式会社(以下:マイポイント)と共同で、通販サイトの使い勝手の良さや印象を、生活者やプロの視点で総合的に診断するサービスを開始します。第一弾のパッケージサービスとして、通販サイトの顧客満足度(CS)を診断する『CS向上リサーチサービス』を9月28日より販売します。
【背景およびCS向上リサーチサービスの概要】
国内の通販業界の売上高は平成10年以来増加しており、平成17年度には約3兆3600億円(社団法人日本通信販売協会による調査)に達しました。近年のインターネット経由の商取引の増加が売上高の拡大を牽引していると言われています。
生活者が通販サイトを選ぶ際、豊富な品揃えがあるというだけでなく、商品を簡単に検索できるなどの使い勝手の良さや、サイトのデザインがすっきりしていて好感が持てるなどの良い印象を与えるということも重要な選択基準となります。
DNPデジタルコムは、通販サイトで期待通りの実績を得られていない、あるいは通販サイトを改善したいがどこから手をつけてよいかわからない、といった悩みを持つ運営企業に対して、多様な視点に立った総合的な顧客満足度診断サービスを開始します。
パッケージサービス『CS向上リサーチサービス』では、生活者400名、通販サイト運営企業の社員30名へのアンケートによる「強み/弱み分析」、「サイト閲覧前後の企業イメージの変化」などの統計とDNPデジタルコムのプロの視点による使いやすさ(ユーザビリティ)に関する診断を行います。
【CS向上リサーチサービスの特徴】
・ 生活者、Webサイト運営企業内部、プロの視点を組み合わせた総合的な調査
既存のパッケージサービスは、生活者のアンケートのみによるものがほとんどですが、このサービスは、販促ツールとしてのWebサイトの役割に着目し、運営企業の社員に対しても生活者と同様のアンケート調査を行います。さらに、Webサイト構築1500件以上の実績を持つDNPデジタルコムのプロの視点による分析も加え、SEO対策(検索エンジンの上位に表示されるための対策)など表面的な評価だけでは見つからない課題も抽出し、三者の視点から総合的な診断結果を導き出します。
生活者へのアンケートはマイポイントが自社のアンケート・モニター会員の協力により行い、アンケートの集計分析はDNPのリサーチ専門部署が担当します。
・ 強み弱み分析により優先課題を提示
総合満足度に影響が大きくかつ現在の満足度が高いものを“強み”、総合満足度に影響が大きいにも関わらず現在の満足度が低いものを“弱み”として提示します。弱みに該当する項目は、企業が優先的に取り組む課題となります。
・ サイトアクセスによる企業イメージの変化の把握
Webサイトは企業イメージを向上させ、購入を促進させる役割も担っています。閲覧前後のイメージを比較することで、企業の顔としてのWebサイトの効果を確認することができます。
・ フリーアンサーの提供
総合満足度の評価理由、及び企業イメージの変化理由については、フリーアンサーで収集します。統計結果に加え、その評価理由を生活者の生の声として把握することができます。
【価格および今後の展開】
価格は1回あたり70万円です。
DNPはDNPデジタルコムとともに本サービスの販売促進を行い、2009年度までに3億円の売上を見込んでいます。
要望に応じて『競合比較リサーチ』や『通販サイト&リアル店舗総合CSリサーチ』などのカスタマイズサービスにも対応します。
今後の展開として、Webプロモーションやキャンペーンサイトを対象とした『SP推進リサーチサービス』、企業及び商品ブランドサイトを対象とした『ブランド向上リサーチ』など新しいサービスの製品化を12月頃に予定しています。