富士経済、一般用医薬品市場の調査結果を発表
一般用医薬品市場をリスク分類別に推計
第一類 255億円 第二類 3,640億円 第三類 2,205億円(2006年見込)
総合マーケティングビジネスの(株)富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 代表取締役 阿部英雄03-3664-5811)は、このほど薬事法の改正や日本国内だけでなくグローバルな再編などにより環境が変化しつつある一般用医薬品市場の調査を実施した。その結果を調査報告書「一般用医薬品データブック 2006 No.4」にまとめた。
No.4では、32社の企業事例分析とともに、薬事法改正を見越してリスク分類別に一般用医薬品市場を推計した。大枠で、第一類が5%弱、第二類が60%、第三類が35%強となり、第二類が半分以上を占めた。導入後3年間の周知期間の重要性が高まるとともに、市場の将来にとってもこの3年間はとくに大きな意味を持つであろう。
なお、No.1~No.3では14分野65薬効の市場を捉え、2005年の合計市場は6,133億円、2006年(見込)は6,100億円であった。
分 類 :第一類
定 義 :一般用医薬品としての市販経験が少なく、一般用医薬品としての安全性評価が確立していない成分又は一般用医薬品としてリスクが特に高いと考えられる成分
主要成分:シメチジン、塩酸ラニチジン等(制酸薬) ミノキシジル(育毛剤)
分 類 :第二類
定 義 :まれに日常生活に支障を来す健康被害が生じるおそれ(入院相当以上の健康被害が生じる可能性)がある成分
主要成分:アスピリン、アセトアミノフェン等(総合感冒薬) インドメタシン、フェルビナク等(外用消炎鎮痛剤)
分 類 :第三類
定 義 :日常生活に支障を来す程度ではないが、身体の変調・不調が起こるおそれがある成分
主要成分:メチル硫酸ネオスチグミン(目薬) ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC等(ビタミン主薬製剤)
本報告書における分類は、厚生科学審議会・医薬品販売制度改正検討部会の下部組織「医薬品のリスクの程度の評価と情報提供の内容等に関する専門委員会」が主体となってまとめた一般用医薬品成分の相対的リスク分類に基いた。なお、市場規模算出においては、14分野65薬効を対象に、各品目を富士経済が独自に第一類、第二類、第三類に分類し、該当しない成分については掲載成分との比較により富士経済が推定して分類し、算出した。また、皮膚治療薬の非処方箋医薬品、救急絆創膏の医療用具を一般用医薬品として見なして算出しているため、前者は第一類、後者は第三類として独自分類した。
(※ 以下、詳細は添付資料を参照してください。)
以上
資料タイトル:「一般用医薬品データブック 2006 No.4」
体 裁 :A4判 219頁
価 格 :100,000円(税込み105,000円)
調査・編集 :富士経済 東京マーケティング本部 第二事業部
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