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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'03.04.Tue
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2007'03.16.Fri

JFEスチール、高炉スラグを用いた環境に優しい保水材の性能調査結果を発表

ヒートアイランド現象抑止舗装用保水材『ロードクール』の長期耐久性を実証 
~高炉スラグを用いた、環境に優しい保水材の性能調査結果について~  


 当社は、高炉スラグ(注1)を用いたヒートアイランド現象(注2)抑止舗装用保水材『ロードクール』を開発、昨年の夏より本格的に販売を開始し、全国各地でご採用頂いております。販売開始後も、一層の品質向上を目指して、『ロードクール』を用いた保水性舗装(注3)の性能調査を行っておりますが、この度、実際の使用環境において夏を2回経過した後も、路面温度が安定的に低下する事を確認できました。

 『ロードクール』は、従来の保水性舗装の性能を大幅に向上させ、長期にわたって安定した性能の発現を可能にしたもので、次のような特徴を持ちます。

(1)保水材に鉄鋼副産物である高炉スラグを用いたエコ材料 
(2)雨水を短時間で効率的に吸収でき、降雨時の水溜りができにくい 
(3)土壌を汚染する有害金属等の溶出がない 

 今回の調査は、当社スチール研究所カスタマーズ・ソリューション・ラボ(Customers’ Solution Laboratory:CSL)(注4)前の駐車場に、この『ロードクール』を用いた保水性舗装を敷設(面積:約850m2)(写真1)して行いました。調査の結果、施工後、夏を2回経過した後も、通常の密粒舗装と比べ、舗装表面下10mmの位置で約15℃(前提:全浸透型舗装(注5)、舗装厚さ5cm)温度が低くなり、敷設時の数値と同等であることを確認いたしました(図1)。保水性舗装上部1mの大気温度は、密粒舗装に比べて1.6℃低いことも観測されました。一般的に、保水材は固化材としてセメント系材料を使用するため、施工後徐々に気孔量が減少して保水性能が低下する可能性がありましたが、『ロードクール』は、原料配合の最適化により、保水性能の低下を極めて小さくすることに成功しました。これまでの促進劣化試験でも、『ロードクール』は吸水性能の低下が起こらないことが確認されていましたが、今回の調査によって、より長期間の耐久性が実証されました。

 当社は、保水材『ロードクール』の実際の使用環境における性能調査を継続的に行うとともに、本製品の販売によるヒートアイランド現象の抑止を通じ、今後とも都市環境の改善・保全に貢献してまいります。


(ご参考)
※添付資料参照


関連情報 (製品情報> スラグ)
 http://www.jfe-steel.co.jp/products/slag/index.html
 
関連情報 (製品情報> ロードクール)
 http://www.jfe-steel.co.jp/products/slag/heat/index.html


以 上 

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