ノキア、ディスクベースの「Nokia IP390」と「Nokia IP560」を販売
ノキア、ディスクベースのIPシリーズモデルを拡充
~ディスクベースのNokia IP390およびNokia IP560の販売を開始~
ノキア・ジャパン株式会社(本社:目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:タイラー・マクギー)のエンタープライズ・ソリューションズ事業部は10月上旬より、ネットワーク・セキュリティ・プラットフォーム「Nokia IP390」および「Nokia IP560」のディスクベース(HDDベース)モデルの販売を開始します。ノキア・ジャパンでは現在、フラッシュベースの「Nokia IP390」および「Nokia IP560」を提供しており、今回のディスクベースの発売により、顧客はニーズに応じてフラッシュベースとディスクベースを選択することが可能となります。
ディスクベースの「Nokia IP390」および「Nokia IP560」では、現行のフラッシュベース製品と異なり、Nokia IPSO とチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ社のアプリケーションを、ハードディスクドライブに保存して実行します。これにより、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ社の統合管理ソフトウェア「SmartCenter(TM)」をローカル・ディスクにインストールして実行することが可能です。
チェック・ポイント社の「SmartCenter(TM)」は、ネットワーク内のセキュリティ管理に必要となる要素を一元管理するために設計され、チェック・ポイントの境界、内部およびWeb環境に対するセキュリティ・ソリューションの管理を行えます。SmartCenterの最大のメリットは、拠点を含むネットワーク全体において、矛盾の無いセキュリティ・ポリシーを集約的に実施することができるだけでなく、ログの集約的な管理やモニタリング、さらにはセキュリティ・イベントの相関分析や分析結果のレポート作成を行うなど、総合的なセキュリティ管理に必要となるすべての操作を1つの管理コンソールから行うことができます。
ノキアのエンタープライズ・ソリューションズ事業部は、モビリティのソリューションやテクノロジーの提供を通じ、企業のパフォーマンスを大きく飛躍させることに貢献しています。その中でIPシリーズは、ネットワークのセキュリティをより確かなものにすることで、ビジネス・モビリティの信頼性を向上させています。
【 参考小売価格 】
●「Nokia IP390 ディスクベース」:1,280,000円(税込み:1,344,000円)
●「Nokia IP560ディスクベース」:3,249,000円(税込み:3,411,450円)
*上記には、初年度のサポート費用を含みます。ノキア販売代理店を通じて販売開始予定です。
*両製品には、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ社のアプリケーション費用は含まれておりません。
【 発売時期 】
2006年10月上旬より発売される予定です。
*Nokiaは、Nokia Corporationの商標または登録商標です。また機能やサービスは、ネットワーク、使用するデバイスの互換性、サポートしているコンテンツのフォーマットにも依存します。
*すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
■Nokia IP390、Nokia IP560について
「Nokia IP390」および「Nokia IP560」は、統合脅威管理(UTM)ソリューションをサポートする高性能IPセキュリティ・プラットフォームです。最新のチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ社の VPN-1 UTMを搭載することで、これまで同様のファイアウォール機能に加え、IPS(侵入検知/防御)、ウィルス対策、Web Application Firewall、SSL-VPN、スパイウェア対策を一台に統合することができます。シグネチャー・ベースとは異なる事前防御機能の他、チェック・ポイント社の統合セキュリティ・ソリューションの導入により、境界・内部・WEB・エンドポイントのネットワーク全体のセキュリティのログやイベントのマトリックス分析が可能となり、ネットワーク全体のセキュリティ脅威の迅速な把握と対策が可能となります。
「Nokia IP390」は2006年7月に発売され、既に国内外で官公庁をはじめ、中規模企業や大規模企業の支社や部門間セキュリティとして多数の実績があります。境界セキュリティで最も重要となるファイアウォール機能では、最大3Gbpsのスループット、30,000コネクション/秒を提供します。1ラックユニットの筐体には1000Base-TXを4ポート標準装備。最大8ポートまで拡張可能で、省スペース化と高い拡張性を実現します。「Nokia IP350」の後継機種として位置づけられます。
「Nokia IP560」は2006年2月に発売されました。そのセキュリティ機能、パフォーマンス、運用管理性が高く評価され、国内でも官公庁、大手金融業、大手製造業をはじめ、大・中規模企業に多数採用されています。
ファイアウォール機能では、最大6Gbpsのスループット、58,000コネクション/秒を提供します。1ラックユニットの筐体には1000Base-TXを4ポート標準装備。最大16ポートまで拡張可能で、省スペース化と高い拡張性を実現します。「Nokia IP380」の後継機種として位置づけられます。
いずれも、IPv6、VoIP、ダイナミック/マルチキャスト・ルーティング、高可用性のためのVRRPやIPクラスタリング(特許技術)をサポート。これにより導入時の様々なネットワーク要件に容易に応えることができます。
■ノキアについて
ノキアは、広範囲にわたって携帯通信業界の持続可能な発展に常に取り組んでいる、モバイル・コミュニケーションで世界をリードする企業です。ノキアは、携帯電話をはじめ、イメージング、ゲーム、メディア、ビジネス向けのデバイスやソリューションといった使いやすく革新的な製品を通じて、人と人、そして人と情報を結んでいます。また、ネットワーク通信事業者や企業向けの機器、ソリューションおよびサービスも提供しています。