日野自、「日野デュトロハイブリッド」を「平成27年度燃費基準」達成車として発売
日野自動車、「日野デュトロハイブリッド」を小型トラック初の“平成27年度燃費基準”達成車として発売
-新長期排出ガス規制適合の環境性能と 優れた燃費性能を両立-
日野自動車株式会社(以下、日野)は、小型トラック「日野デュトロハイブリッド」(※1)を“平成17年(新長期)排出ガス規制”に適合させるとともに、小型トラックおよびハイブリッドトラックとして初めて重量車の“平成27年度燃費基準”(※2)を達成させて本日より発売開始しました。
尚、本車両は「低公害車の取得に係る自動車取得税の特例」対象となり、自動車取得税率が2.7%軽減されます。
新型「日野デュトロハイブリッド」は、進化した直列4気筒ディーゼルエンジン「NO4C」をベースとするクリーンディーゼルシステム「DPR」と新型の「永久磁石式モーター兼発電機」「バッテリー」「インバーター」採用により高出力・高効率化した「新ハイブリッドシステム」を組み合わせ、環境性能と燃費性能(※3)の向上を両立。NOx・PM・CO2排出量のさらなる低減を実現し“新長期排出ガス規制”“低排出ガス重量車(新長期排出ガス規制値比NOx・PM10%低減)”に適合するとともに、“平成27年度燃費基準”を達成しています。
日野は2003年11月に世界初(※4)の小型ハイブリッドトラックとして「日野デュトロハイブリッド」を発売。このたび発売した新型車は、“通常走行時はエンジンのみで走行、減速・制動時に減速エネルギーを回生しバッテリーに蓄電、発進・加速時はモーターがエンジンをアシストする従来のパラレル方式(※5)”を踏襲しつつ、長年に亘るハイブリッド車の開発・販売活動を通じ培った日野独自のテクノロジーでハイブリッドユニットを一新し、進化させた先進のハイブリッドトラックです。
さらに、優れたハイブリッド機能をドライバーに最大限活用していただくため、メーターパネル内に「ハイブリッドインジケーター」を新規標準装備して、ハイブリッド車に適した走行やバッテリーの充電量などをランプ表示しエコドライブをサポートします。
また、ハイブリッドユニットの小型・軽量化により積載性およびボデー架装性を向上させ、新運転免許制度(※6)における「普通免許」対応車(車両総重量5t未満でありながら積載量2tを確保した車両)や塵芥車専用シャシーを新規設定するなどラインアップを拡充したシリーズとしております。
日野は、これからも「環境フロントランナー」として、“環境への負荷低減”と“経済性”を両立させた“お客様のお役に立てるトラック・バス”をお届けしてまいります。
※1: トヨタ自動車株式会社との共同開発車。
※2: 2015年度以降の各年度に国内出荷するディーゼル重量車(車両総重量3.5トン超のトラック・トラクター及び乗車定員11人以上のバス)について、各車両総重量毎に出荷した車両の加重調和平均燃費が目標基準値をクリアする事が義務付けられています。
※3: 車両条件、走行条件などにより異なります。
※4: 最大積載量2~3.5tの小型ハイブリッドトラックは、当時(2003年11月1日発売時) 世界初。
※5: エンジンの駆動力と共にモーターの駆動力も併用する方式。
※6: 2007年6月までに施行予定。