モリテックス、小型マルチ分光システム「IMT-2006」を開発・販売
モリテックス 小型マルチ分光システムIMT-2006を発表
- 1台で2台分のパフォーマンスを発揮 -
光ファイバと画像関連機器、バイオ関連機器メーカーの株式会社モリテックス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森田茂幸、証券コード:7714)は、この度、2ch同時測定可能な小型マルチ分光システム「IMT-2006」を開発いたしました。
IMT-2006は血液分析装置や尿自動分析装置などの臨床検査機器や環境分析装置、簡易型分光測定機への組込みを想定した分光システムで、ドイツmicroParts社のLIGAプロセス回折格子2台を搭載し、2ch同時測定を可能にしながらも低価格・小型化を実現いたしました。
モリテックスでは、この1台で2台分のパフォーマンスを発揮する小型マルチ分光システム「IMT-2006」を、10月11日(水)から10月13日(金)まで神戸国際展示場で開催される日本臨床検査自動化学会で発表し、販売を開始いたします。
モリテックスでは、レンズ、光源、画像ソフト、カメラなどを組み合わせたマシンビジョンシステムや、コスメティック分野向け肌カウンセリング用システム、光通信関連機器、検査計測機器など、様々な分野で長年培った光学技術を活用した製品の開発・販売を行っており、市場から高い評価を獲得しています。
今回発表する「IMT-2006」は、このモリテックスの光学技術と、ドイツmicroParts社のLIGAプロセス技術を融合し、臨床検査用機器や環境分析用機器、プロセス用分析機器、色差計などの分光測定用途向けに開発した分光システムです。
LIGAプロセス技術とは、X線を使ったリソグラフィ技術と電鋳を使って高アスペクト比の微細構造を低価格かつ安価に製造する技術です。モリテックスでは、microParts社のLIGAプロセス技術を活用することにより、当社従来製品と同程度の価格で2倍の性能を持つ小型・高精度の分光システム「IMT-2006」の開発に成功いたしました。
「IMT-2006」はLIGAプロセス回折格子2台を標準搭載することで、測定用サンプルとリファレンスの同時測定が可能となっており、サンプル測定チャンネルからリファレンスチャンネルの差を測定することで、精度の非常に高い透過・反射・吸光度の測定を可能です。また、測定部や光源の切り替えにより、流体・固体など多様なサンプルの測定に対応できます。
モリテックスでは、今回発売する小型マルチ分光システム「IMT-2006」により、分析機器分野の市場ニーズに応えていくと共に、今後とも安価かつ高品質な製品の提供につとめて参ります。
(※ 以下、詳細は添付資料を参照してください。)