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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'03.01.Sat
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2007'03.29.Thu

NECエレクトロニクス、「HD DVD」と「ブルーレイ・ディスク」対応のDVDドライブ駆動用LSIを発売

次世代DVD規格「HD DVD」および「ブルーレイ・ディスク」の両規格での記録と再生に世界で初めて対応したDVDドライブ駆動用LSIの発売について

~現行のDVD規格、CD規格も含む光ディスク媒体全規格での記録と再生を実現~


 NECエレクトロニクスは、記録型DVDドライブ駆動用LSIシリーズ「SCOMBO(R)」(エスコンボ)に関する事業強化として、次世代DVD規格「HD DVD」および「ブルーレイ・ディスク」の両規格、現行のDVD規格5種類全て、CDの規格2種類全てという、主要な光ディスク媒体の規格全てにおいて業界最高速での記録と再生ができる世界初のLSIセットを製品化し、本日よりサンプル出荷を開始することにいたしました。

 新セットは、[1]光ピックアップの位置制御などのアナログ処理を行い、ディスクからデータを読み出すLSI「μPC3360」、[2]「μPC3360」でディスクから読み出したデータのエラー訂正などのデータ処理を行うLSI「μPD63410」の二つから構成されております。また、データ処理を行う「μPD63410」には、経済的なシステム構築に適した28mm四方のパッケージと、ノートパソコンなどへの搭載に適した小型ドライブ向けの17mm四方のパッケージという2種類のパッケージ形状を用意しております。

 新製品の主な特長は、(1)次世代DVD規格両方で5倍速、現行DVD規格全てで16倍速、CD規格全てで48倍速という、主要な光ディスク媒体の規格全てにおける業界最高速での記録と再生に対応していること、(2)シリアル・インタフェースとパラレル・インタフェースというパソコンと接続するための主要インタフェース規格の両方に対応していること、(3)次世代DVDの著作権保護技術「AACS」に加えて現行DVDの著作権保護技術「CSS」「CPRM」および「VCPS」という、記録型DVDドライブに必要となる主要な著作権保護技術の全てに対応していること、(4)記録型DVDドライブ構築時に必要となる外付けメモリとして、128メガビット(Mb)から16Mbという多様なSDRAMが接続できる機能を搭載したこと、などであります。

 記録/再生規格、インタフェース、著作権保護技術、対応する外部メモリサイズに関して、現在主要な光ディスク媒体を用いるために必要な機能のほぼ全てを搭載した今回のLSIを用いると、最終製品(セット)メーカーは、次世代DVD、DVD、CDのあらゆる規格に対応して最高速度で記録と再生できるDVDドライブを少ない開発負荷で短期間に開発することが可能となり、ユーザーが規格の違いを意識することなく使える製品を早期に市場に投入できるようになります。

 新製品のサンプル価格は1万円であります。量産の開始時期は本年度第4四半期を計画しており、2007年度中には月産約30万個の量産規模を実現する計画であります。

 昨今のブロードバンド通信の伸展や、放送サービスの多様化などにより、ユーザーが゛扱うデータ量は飛躍的に拡大しております。また、大画面で高精細なテレビの普及や、デジタルHD放送の開始などにより、これまでのDVDメディアよりもさらに大容量データの配布、蓄積、交換が行える媒体への期待が高まっております。一方、赤色レーザーを用いた現行のDVDやCDは価格容量比に優れ、記録/再生機が世界中に普及したメディアとして、引き続き重要な媒体であります。
 これら光ディスク媒体においては方式が多数存在しているため、それらのできるだけ多くに対応する最終製品を実現するには、複数のLSIを搭載するなど、開発に大きな労力が必要となります。
 当社ではこのような問題を解決するため、今回のLSIセットを製品化いたしました。

 当社では新製品が、セットメーカーの開発負荷を大幅に軽減し、エンドユーザーに仕様の差を意識しない快適な利用環境を提供するものと考えているため、新製品の機能を用途ごとに切り出して最適化したLSIや、DVDに関する画像/音声データ処理(バックエンド処理)向けのLSI「EMMA(TM)」と機能を統合したLSIの製品化などを視野に入れ、今後とも積極的に新機能の開発を継続していく計画であります。

 新製品の特長と主な仕様については別紙をご参照ください。


以上

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