忍者ブログ

ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'02.27.Thu
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007'04.05.Thu

フリースケール、Power over Ethernet機器向け統合型電源ソリューションを発表

フリースケール、Power over Ethernet機器向け統合型電源ソリューションを発表

Ethernet受電機器向けに高い柔軟性と集積度を実現する
シングルチップPoEコントローラ・ソリューションを提供


 従来のAC電源と比較してコストを大幅に削減し、柔軟性を大幅に高めるPower over Ethernet(PoE)技術が、市場で拡大しています。この成長ニーズに応えるためフリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:高橋恒雄)は、IEEE 802.3af PoE標準規格をサポートする受電側機器(PD)インタフェースと、パルス幅変調器(PWM)コントローラを組み合わせたシングルチップPoEコントローラ「MCZ34670」を発表しました。この製品の高い集積度により、Ethernetにより電力供給される装置を、最小限の外付け部品と高い柔軟性で設計できるようになります。

 Information Resourcesのファンダでありプリンシパル・アナリストのMarianneD'Aquila氏は、次のように述べています。「従来、Power over Ethernetの用途はワイヤレスLANやVoIP(ボイス・オーバIP)アプリケーションに限定されていましたが、PoEが貢献するコストの削減や、高い柔軟性と信頼性がITマネージャに認識されるようになると、PD市場はRFIDタグやネットワーク監視カメラなどの応用分野にも展開するようになりました。フリースケールのMCZ34670コントローラは、統合されたプログラマブルなソリューションを提供し、現在の、そして未来のPoE受電機器のニーズに応えます。」

 MCZ34670には、IEEE 802.3af標準規格をサポートするために必要な機能が含まれており、PoEアプリケーションで求められる包括的なシグネチャ検出および電力分類機能を提供します。MCZ34670には、過熱保護回路も組み込まれており、熱損失が大きい場合でもPDの保護に貢献します。

 高性能のスイッチング・レギュレータを搭載したMCZ34670は、優れたラインおよび負荷レギュレーションを実現し、電流検出抵抗によって外部パワーMOSFETを制御します。スイッチング周波数は、100~400kHzの間で調整可能であり、デューティ・サイクルは最大50%に制限されます。特定の周波数および周期でオンタイムが50%を超えるように設計されていないアプリケーションでは、この柔軟性が重要な利点となります。

 フリースケールの副社長兼アナログ/ミックスド・シグナル/パワーディビジョン ジェネラル・マネージャー アーマン・ナグハヴィは、次のように述べています。
 「VoIPおよびワイヤレス・アクセス・ポイントへのニーズが高まったことにより、PoE対応製品の市場チャンスもかつてないほど増大しています。フリースケールの統合型PoEコントローラは、Ethernetネットワークに接続して電力を安全に、効率的に、そしてリーズナブルで受電する新しいカタチのEthernet製品を可能にします。」


◆PoE技術の特長
 PoEは、AC電源に替わる多機能でコストパフォーマンスに優れた技術であり、ワイヤレス・アクセス・ポイント、IP電話、IPカメラ、ノート型PC、ネットワーク・キオスク端末、監視カメラ、非常灯システム、ビル内の制御、MP3プレーヤ、PDA充電器など、さまざまなネットワーク・デバイスに対応します。従来、これらのデバイスには、AC電源ケーブルとEthernet通信ケーブルの両方を接続しなければなりませんでした。

 PoE装置は、標準的なCAT5 LANケーブルから安全に電力の供給を受けることができ、ACアダプタや別の電源ラインは不要なため、ネットワーク・デバイスの利便性が高まります。PoEにより、設置コストが削減され(またはゼロになり)、省スペースで済むため、職場での機器の移動が簡易になります。また、PoE接続された機器は、集中管理によって効率的に運用でき、シャットダウンやリセットも遠隔操作で行うことができます。

MCZ34670:合型PoEソリューション
PDインタフェース
 - IEEE 802.3af準拠インタフェース搭載
 - シグネチャ検出および分類機能
 - 絶縁スイッチ内蔵
 - プログラマブルな突入電流制御
 - 調整可能な低電圧ロックアウト
 - 最大80Vの入力電圧

PWMコントローラ
 - 電流モード制御
 - 調整可能なオシレータ  - 100~400kHz(デフォルトは250 kHz)
 - リーディング・エッジ・ブランキングにより、過剰な応答を抑制
 - 入力過電圧保護
 - 各種保護回路を搭載
 - オープン・ドレインのリセット出力機能
 - 内部スロープ補正回路
 - 50%のデューティ・サイクル制限


◆価格と供給
 MCZ34670は、すでに量産が開始されています。1万個購入時の1個あたりの参考価格は2.08ドル(USD)です。
 MCZ34670評価ボードの参考価格は115ドル(USD)です。また、KIT34670EGEVBE開発ツールには、5V絶縁出力電圧、調整可能なUVLO、そしてインラッシュ電流を備えたIEEE 802.3af準拠PDインタフェースが搭載されています。このボードは、University of New Hampshire InterOperability Laboratory(UNH-IOL)でテストされPoE規格に準拠していることが確認されています。
 MCZ34670 とPoEポートを搭載したM52235EVB ColdFireアーキテクチャ評価ボードの参考価格は299ドル(USD)です。

 MCZ34670の詳細については、http://www.freescale.com/files/pr/mcz34670.htmlのWebサイトをご覧ください。


◆フリースケール・セミコンダクタについて

 フリースケール・セミコンダクタ・インクは、自動車用、民生用、産業用、ネットワーキングとワイヤレスマーケット向け組込み用半導体のデザインと製造の世界的リーダーです。 2004年7月にニューヨーク証券取引所に上場しています。
 フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界30カ国以上の国で、半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。
 フリースケールはS&P500Rのメンバーであり、世界的な大手半導体メーカーです。
 2005年度の売上高は58億ドル(USD)でした。
 詳細は、http://www.freescale.comをご覧ください。


 ※製品の参考画像は添付資料を参照


読者からのお問い合わせ先:
 テクニカルインフォメーションセンター
 Tel:0120-191014
 Email:support.japan@freescale.com

 FreescaleならびにFreescaleのロゴマークは、フリースケール社の商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。

PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[14923] [14922] [14921] [14920] [14919] [14918] [14917] [14916] [14915] [14914] [14913
«  BackHOME : Next »
広告
ブログ内検索
カウンター

忍者ブログ[PR]