東芝エレベータ、メモリーカード記録部内蔵型の防犯カメラシステムを開発
業界初 メモリカード記録部内蔵型防犯カメラシステムの開発について
- ダイナミックレンジ補正技術をエレベーター内の監視カメラとして国内で初めて搭載 -
当社(社長:下野政之、本社:東京都品川区)は、業界初のメモリカード記録部内蔵型防犯カメラシステム「トスミール NEO(ネオ)」を開発し、今年12月より販売活動を開始する予定です。
新開発した防犯カメラシステムは、当社がこれまで記憶媒体として採用してきたハードディスクドライブにかわり、業界初となるメモリカードを新たに採用しています。従来の記録媒体は、エレベーターのかご上に設置していましたが、メモリカード記録部は防犯カメラに内蔵しているので、これまでとは異なり当社のエンジニアに依存することなく、ユーザー自身が必要に応じてかご室内で記録データを取り出すことが可能です。また、取り出したメモリカードは、防犯カメラに付属の専用再生機で簡単に再生可能なほか、パソコンへの画像データの保存も可能です。
また、本システムにはダイナミックレンジ補正技術(*)をエレベーター内の監視カメラとして国内で初めて搭載しました。本技術は人間の網膜を応用した技術でカメラの捕らえた映像を特殊なアルゴリズム技術により、暗いところから明るいところまで幅広く表現することが可能です。これにより、従来、ガラス越しやエレベーターの扉が開くことによる外光によって見えづらくなっていた映像がよりわかりやすく表現することが出来ます。(*)英国アピカルリミテッド社が開発したダイナミックレンジ補正技術を採用しています
本システムは、ネットワークカメラ機能も搭載しているのでユーザーの既存ネットワークに接続することが可能であり、エレベーターかご室内をはじめ、建屋内の天井やエントランスホール、駐輪場やごみ捨て場などの屋外にも監視用防犯カメラシステムとして利用することができます。当社は新防犯カメラシステムを積極的に拡販し、ビル・マンションをトータルでサポートしていきます。
【 新技術の概要 】
製品名:トスミールNEO(ネオ)
販売開始時期:2006年12月(予定)
販売予定価格(税別):400,000円(工事費込み)
販売目標:10,000台
以 上