エンカレッジ、監査機能を大幅に強化した新バージョン「ESS REC Auditor」を発表
システム管理操作の統制活動をモデル化
エンカレッジ、監査機能を大幅に強化した新バージョン『ESS REC Auditor』を発表
エンカレッジ・テクノロジ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石井進也)は、システム管理操作を克明に記録することにより情報システム部門の統制・監査を実現したソフトウェアESSREC/Remote Access Auditor(以下、RAA)シリーズ*1)に搭載した「ESS REC Auditor」機能を大幅に拡張し、本年10月下旬より順次「ESS REC V3.03」、「Remote Access Auditor for Multi Session V1.1」、「ESS REC for Citrix Presentation Server V1.1」の出荷を開始いたします。
2004年8月の発売以来、ESS REC/RAAシリーズはコンピュータ操作の証跡記録システムとして、金融機関を始めとする多数のお客様にご利用いただいております。2005年3月には操作証跡の自動検査機能として『ESS REC Auditor』を発表しております。今回機能拡張いたしました新バージョン『ESS RECAuditor』は、ESS REC/RAAシリーズをご使用いただいている多数のお客様からのヒアリングをもとに、ミッションクリティカルなシステム管理業務を監査するためのプロセスをモデル化し、IT統制に対応した機能を大幅に拡張いたしました。
*1)ESS RECシリーズは、企業内でのシステム管理操作やアプリケーション操作を克明に記録することにより、(1)操作内容の妥当性を監査することによる統制、(2)誤操作、不正操作等による人為的事故の分析(トレーサビリティ)を目的として開発いたしました。現在では、日本版SOX法への対応策として多くの企業にご利用いただいております。またRAAシリーズはリモート保守業務における外部からの操作ログを克明に記録する製品です。
【システム管理業務を監査するためのプロセス(内部統制)をモデル化】
各企業では、システム管理操作やアプリケーション操作が的確に行なわれたことを監査するために、作業申請書の提出、作業内容の審査・承認、作業結果に対する報告書の提出、作業内容の妥当性保証、作業結果の分析などの多様な業務プロセスを独自に構築されています。
新バージョン『ESS REC Auditor』は、モデル化した情報システム部門におけるシステム管理操作の業務プロセスに適合するよう機能拡張し、さまざまな角度からの監査報告書を自動生成するとともに、あらゆる企業のニーズに適合するようカスタマイズ性を強化し他社ツールとの連携を可能にしております。
【IT統制:システム管理操作統制モデル】
※添付資料参照
【新バーション「ESS REC Auditor」の主な機能】
■ログオンからログオフまでの一連の操作をレポート
ログオンからログオフまでのウィンドウ操作やキーボード操作、デバイス挿抜、通信、アプリケーション起動などの主要な操作を要約しレポートします。これにより、作業申請書の内容と実際の操作を照合することができます。
■不正操作に該当する箇所をピックアップ
不正操作等が試みられた箇所をレポートにまとめます。監査担当者は不正操作とその前後の操作をREC Playerで再生することにより、どのような意図があったかを知ることができます。
■監査ポイントにすばやく誘導
あらかじめ指定された操作を探し出し、レポートします。これにより、「データベースサーバをメンテナンスしている場面」等の特に危険性を伴う重要操作だけを選択的に監査することができるため、日々の監査業務の負荷を劇的に軽減します。
※詳細は添付資料参照
<出荷開始予定日>
2006年10月下旬より、以下の製品に搭載されて出荷いたします。
「ESS REC V3.03」
「Remote Access Auditor for Multi Session V1.1」
「ESS REC for Citrix Presentation Server V1.1」
<価格>
ESS REC Auditor ¥920,000(税抜)
<販売方法>
販売は当社、当社の販売代理店を通じて行い、初年度100ライセンスを目標としております。
【エンカレッジ・テクノロジ株式会社について】
エンカレッジ・テクノロジは、ネットワークを中核としたコンピュータおよびコンピュータ機器やデジタル情報機器への依存がますます浸透する社会において、より健全なITインフラストラクチャマネージメントとして、その確実性、正確性、永続性を保証する仕組みと機能を提供することを通し、社会の発展に貢献することを目的としております。エンカレッジ・テクノロジは2002年11月に設立され、同年12月に複雑なコンピュータシステムの維持管理業務を最適化する製品として、統合運用プロセス監視システムESS(EncourageSuper Station)をリリースいたしました。また、内部統制/内部情報漏洩対策製品として2004年8月にESSRECをリリースしております。今後もお客様、パートナー様の目線での製品開発ならびに技術サポート、コンサルティングを提供してまいります。
文中に記載されている会社名、商品・サービス名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。