出光興産、北海道製油所の石油ローリー出荷設備にVOC回収装置を設置
2006年度
石油ローリー出荷設備にVOC回収装置を設置し、10月17日から運転を開始します
当社の北海道製油所(執行役員 製油所長:水田清継)は、大気汚染の原因のひとつとされる揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds 以下、VOC※)の排出を抑制するために、石油ローリー出荷設備にVOC回収装置を設置し、10月17日から運転を開始します。
2004年の大気汚染防止法の改正により、VOC排出量を2000年度対比、2010年度までに30%削減することが目標とされました。これを受け、経済産業省から関係業界団体に対し、VOC排出抑制にかかわる自主的取組みについて、行動計画作成などの要請がありました。
石油連盟に加盟する当社事業所全体では、2000年度対比、2007年度までに41%、当社製油所については52%のVOC削減を行います。
北海道製油所では2006年8月からローリー出荷設備にVOC回収装置の設置工事を進めておりましたが、このたび当該装置の設置工事を完了し、10月17日から運転を開始します。なお、千葉製油所、愛知製油所、徳山製油所はVOC回収装置をすでに設置済みですので、これで全製油所への設置が完了しました。
※VOC:石油ローリー積み口から排出される揮発性有機化合物で、光化学オキシダント(Ox)、浮遊物質(SPM)の原因となる一物質。代表的なものにトルエン、キシレンがある。