大和証券グループ、「平成19年度 大和証券グループ経営方針」を発表
平成19年度 大和証券グループ経営方針
~Passion for the Best~
・グループ中期経営計画~“Passion for the Best”2008~の2年目に当たる平成19年度は、最終的な経営目標の完全達成へ向けて各事業部門がアクションプランを着実に実行し、実績を伸ばしていかなければならない。
・国内においては「貯蓄から投資へ」の流れが加速している。グループの総力を結集し、多様化する個人の資産運用ニーズに対応した商品・サービスを提供することで顧客基盤を飛躍的に拡大させていく。
・日本企業がそのビジネス戦略の実行のため、資本市場の活用を活発化させている。資金調達やM&Aに関わる総合的なソリューションを提供し企業の成長戦略を強力にサポートすることでビジネスの拡大を図る。
・グローバル展開の橋頭堡として、アジア関連ビジネスの拡大に努め、海外市場における大和証券グループのプレゼンスの再構築を図る。
・グループの中期的な成長を見据え、有望な関連事業領域へのビジネス展開を積極的に推進する。
・今秋には、本社を東京駅に隣接した「GranTokyo North Tower」へ移転する。現在分散しているグループの機能を集約することで、これまで以上に各社の連携を強化し、大和証券グループとしての総合力を遺憾なく発揮していく。
<各事業部門のアクションプラン>
●リテール部門
1.お客様のニーズに応じた幅広い商品・サービスの提供による顧客資産の拡大
2.店舗とネットの融合による新規顧客の獲得
3.株式投信保有顧客の拡大、団塊世代のニーズへの対応
4.ダイワSMAの運用力の向上と運用スタイルの拡充並びにファンドラップの導入・推進
5.グループ各社との連携強化による商品提供力の充実
6.多様化する運用・調達ニーズに即した法人ビジネスの強化
●アセット・マネジメント部門
▽大和証券投資信託委託
1.アジアを中心とした海外運用体制の強化及び商品展開の多様化
2.有力販売会社ごとに個別のマーケティングを強化
3.マーケティング・リサーチを強化し、お客様のニーズを捉えた大型商品を開発
▽大和住銀投信投資顧問
1.国内年金プロダクトの多様化及び運用力の向上
2.日本株を中心とした海外顧客への展開
3.株式投信のマーケティング強化
●ホールセール部門
1.アジアに重点を置いた海外ビジネスの強化
2.日本企業関連のクロスボーダーM&A強化
3.各部門の協働によるオリジネーション力の強化
4.クレジット商品、ローン、ファンドなどの商品ラインアップの充実及び販売体制の強化
5.トレーディング能力向上及びデリバティブ・トレーディング機能等の強化
●投資部門
1.PE既存投資先及び債権投資案件の回収推進
2.PEマーケティング能力の向上、海外PE投資に係るソーシング推進等を通じた優良案件への新規投資1,000億円の実行
●リサーチ・システム部門
1.リサーチ部門における顧客評価の国内トップ奪回
2.アジア・エマージングのリサーチ体制の強化
3.経営コンサルティングにおけるIT・アジア・金融といった戦略分野への注力
4.システム部門におけるグループIT案件への対応及び人材育成の継続
以 上