富士通、「第5期富士通グループ環境行動計画」を策定
「第5期富士通グループ環境行動計画」を策定
富士通グループは、2007年度から2009年度にかけての環境活動の課題と目標として「第5期富士通グループ環境行動計画」の詳細を決定いたしました。
本行動計画においては、社員一人ひとりによる本業の中での環境活動、および、グローバルな環境法規制への確実な対応や社会的責任の観点から、サプライチェーン全体への環境活動の展開の二点を基本的な考えとします。
活動内容としては、スーパーグリーン製品の拡大など、製品・サービスの環境価値向上に向けた取り組みを強化してまいります。また、地球温暖化問題を重要課題として位置づけ、これまでの工場でのインフラ面の対策のみならず、オフィスでも環境活動の評価基準を設けて活動を推進し、さらには、電力消費量を抑えた製品や環境ソリューションを開発・提供することで、お客さまのCO2削減に貢献してまいります。
「第5期富士通グループ環境行動計画」の詳細ならびに2004年度から2006年度にかけての「第4期富士通グループ環境行動計画」の実績は以下の通りです。
■ 「第5期富士通グループ環境行動計画」の概要
企業経営へインパクトを与える今後の社会動向や、「第4期富士通グループ環境行動計画」までの進捗状況を踏まえ、富士通グループがこれから重点的に取り組んでいくべき環境課題として抽出したものが「重点5分野」です。5分野の内容を以下に示します。
* 関連資料『「第5期富士通グループ環境行動計画」重点5分野』参照
* 以下、詳細は関連資料を参照して下さい。
■ 第4期富士通グループ環境行動計画の実績概要
1. 「第4期富士通グループ環境行動計画」の達成項目
・富士通および国内連結子会社90社、海外連結子会社11社を対象として、グローバル統合認証取得。
・全ての調達品を対象として、富士通グループ全体でEMSが構築された取引先からの調達率100%を達成。
・全事業部門で環境トップ要素を持つスーパーグリーン製品の提供を完了。
・富士通指定有害物質を含有しない部品、ユニット、装置共に2006年4月より欧州向けに順次出荷開始。
・リサイクルシステムを、欧州、北米、アジアで構築完了。
・回収した使用済みIT製品の資源再利用率90%以上を達成。
・ソフトサービス事業の全領域において、「環境貢献ソリューション」を提供完了。
・エネルギー消費CO2を2000年度実績比で約26%削減。
・PRTR法(注9)対象化学物質を2001年度実績比で約50%削減。
・廃棄物発生量を2003年度実績比で約39%削減。
2. 「第4期富士通グループ環境行動計画」の未達成項目
・廃プラスチックの再生利用率は目標20%に対して実績は約16%。未達成理由は、利用可能な再生素材種別が少ないためであり、今後も再生材料の開拓などを継続的におこなってまいります。
・また、「第5期富士通グループ環境行動計画」の目標達成のために、富士通グループ社員より「環境スローガン」を募集し、制定します。社員一人ひとりが、それぞれの業務や在籍する拠点において環境活動に取り組んでいけるよう、推進してまいります。
以上
■ 注釈
注9 PRTR法:
「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」。企業などが化学物質の排出量及び廃棄物としての移動量を行政に報告し、それを公表することにより化学物質・環境汚染物質による環境リスクの削減を図る。2000年3月より施行。PRTRとはPollutant Release and Transfer Registerの略。
<本件に関するお問い合わせ>
環境本部 SD企画統括部
電話: 044-754-3413(直通)