キリン・トロピカーナ、2007年度キリン・トロピカーナ事業方針を発表
マーケティングテーマ「もっと果実のおいしさへ」
2007年度 キリン・トロピカーナ事業方針
キリン・トロピカーナ株式会社(社長:青木重之)は、果汁本来が持つ自然・おいしさ・栄養価を活かし、お客様の豊かで健康的な生活に貢献する企業を目指し、2007年度も引き続き積極的なマーケティング活動を展開してまいります。
■100%果汁NO.1ブランド
トロピカーナは、2003年より4年連続、100%果汁日本No.1ブランド※のポジションを獲得しています。これは「100%ジュースはどれも一緒(だから安価なものが良い)」といった当時のお客様の一般的な意識に対して、果汁本来のおいしさへのこだわり、果実そのままの味わいを目指した商品を提案し続けてきた結果、「トロピカーナはおいしい」とお客様に言っていただけるまでに育てることができたことが、最大の要因と考えております。
これからも驚きのおいしさをお客様に提案し続けることが、トップブランドの使命であると認識し、さらに邁進していく所存です。
※食品マーケティング研究所調べ(販売箱数)
■マーケティングテーマ「もっと果実のおいしさへ」
2002年にトロピカーナは、ブランド育成プロジェクトを立ち上げました。ブランド価値の源泉は、トロピカーナホームメイドスタイルに代表される「果実パルプ入り商品」であり、お客様は果汁本来のおいしさを求めているという結論のもと、マーケティングテーマに「飲む果実」というコンセプトを掲げ、「トロピカーナ ホームメイドスタイル」の集中化戦略による、価値提案型マーケティングを実践しています。さらに、成分無調整ストレートジュース「トロピカーナ ピュアプレミアム」の再発売などのような、競合ブランドとの価格戦略から一線を画し、果実のおいしさを追求する姿勢を貫き続けてきたことが、100%果汁No.1ブランド獲得の大きな原動力であると考えています。
今年もマーケティングテーマ「もっと果実のおいしさへ」を掲げ、「トロピカーナ ハーベスト」を全面リニューアル。「おいしいところのおいしいとこだけ」をコンセプトに従来の高地栽培果実に加えて、熟度指定した果実のみを搾りました。また、250ml紙容器の酸素量を減らす「脱酸素無菌充填」を開発し、250ml紙容器商品群の品質向上を行っています。
■品質の可視化
トロピカーナは、キリンビバレッジグループの一員として、グループが掲げている「品質の可視化」について前向きに取り組み、「成分無調整ストレートジュース(トロピカーナ ピュアプレミアム)」「手搾り感覚(トロピカーナ ホームメイドスタイル)」「高地栽培(トロピカーナ ハーベスト)」「脱酸素無菌充填(トロピカーナ100%ジュース 250ml紙容器群)」など、トロピカーナ品質の訴求に努めてきました。
今年度はグラフィック広告を中心に、トロピカーナ品質の可視化を目指していきます。
■価格改定
現在、BRICS諸国での果汁飲料の消費拡大や世界的な需要の伸長、シトラスを中心とした果汁供給量の減少、原油高騰、円安など、果汁飲料をとりまく環境は非常に厳しく様々な要因によって、製品原価が高騰しています。
トロピカーナでは、原料調達、ロジスティックの改善など、多くの施策を行い企業努力により、商品価格を据え置いてきましたが、度重なる原材料の上昇に対し、従来の価格では吸収できないレベルまで達し、さらに長期化することが予測されております。
そのような環境の中、当社はこれまでお客様よりご支持いただいてきたトロピカーナ品質を維持していくことを最優先課題と判断し、2007年5月に一部商品の価格改定を行います。対象となる商品は、ゲーブル容器商品(1L、500ml)と1LLL商品です。
また410PET、250mlLLなど小型商品は、高付加価値高価格商品を発売することで対応し、既存商品の価格は据え置きます。さらに、販売価格の上昇は、消費の冷え込みをもたらす可能性があるため、お客様にご理解いただくべく、新聞・交通広告などトロピカーナ品質広告キャンペーンを企画していきます。
今年も引き続きお客様に一番愛される100%果汁ブランドとして、市場を牽引してまいります。「トロピカーナ」の更なる成長にご期待ください。
●トロピカーナホームページ
http://www.k-tropicana.com