リニアテクノロジー、自動電源選択付きリチウムイオン・バッテリ・チャージャを販売
リニアテクノロジー、新製品「LTC4075HVX」を販売開始
USBまたはACアダプタ入力を自動的に選択する高電圧950mA
リチウムイオン・バッテリ・チャージャ
2007年4月11日 - リニアテクノロジーは、2つの個別の電源(ACアダプタとUSB)からの1セル・リチウムイオン/ポリマー・バッテリ充電を効率的に管理する、スタンドアロン・デュアル入力リニア・バッテリ・チャージャ「LTC4075HVX」の販売を開始しました。LTC4075HVXは、スタンバイ・モードとシャットダウン・モードのどちらでもバッテリ端子からの消費電流が12μAを下回るので、バッテリ・エネルギーを節約できます。高さの低い(0.75mm)10ピン3mm×3mm DFNパッケージで供給されるLTC4075HVXは、外付けのMOSFET、センス抵抗、ブロッキング・ダイオードが不要なので、ソリューション全体の実装面積は25平方ミリ以下となります。LTC4075HVXは-40℃~85℃での動作が定格され、1,000個時の参考単価は252円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC4075HVXは定電流/定電圧アルゴリズムを採用し、ACアダプタ電源とUSB電源の各入力電圧の存在を自動的に検知しながら、ACアダプタ電源から最大950mA、USB電源から最大850mAの充電電流を供給することができます。どちらの場合も最終フロート電圧精度は±0.6%です。また、どちらの入力も22V(最大)まで保護されます。選択された電源が過電圧ロックアウトの制限値を超えると、充電を停止します。LTC4075HVXはトリクル充電機能をディスエーブルするので、バッテリ低下時に高い充電電流を必要とするシステムに適しています。アプリケーションにはPDA、MP3プレーヤ、軽量の携帯医療機器およびテスト機器、大型カラー画面携帯電話などがあります。
LTC4075HVXは特許取得のサーマル・レギュレーション回路を搭載しているので、過熱の恐れなく最大充電速度を達成します。このデバイスは柔軟性が非常に高く、ACアダプタ電源の充電電流、USB電源の充電電流、充電終了電流をいずれも1本の抵抗でプログラムできます。また、LTC4075HVXは外部マイクロプロセッサを使用せずに充電を終了できるので、スタンドアロン・チャージャとして設計を簡素化します。このデバイスは低電圧ロックアウト、自動再充電、充電状態表示、「電源検出」状態表示を特長としています。
LTC4075HVXの特長
・1セル・リチウムイオン/ポリマー・バッテリのスタンドアロン・チャージャ
・AC アダプタおよびUSB 入力からの電圧:22V(最大)
・入力電源の自動検出および選択
・ACアダプタおよびUSB入力の過電圧ロックアウト
・ACアダプタ入力からの最大950mAの充電電流をプログラム可能
・USB入力からの最大850mAの充電電流をプログラム可能
・MOSFET、センス抵抗、ブロッキング・ダイオードが不要
・サーマル・レギュレーションにより、過熱の恐れなく最大充電レートを実現
・±0.6%精度のプリセット充電電圧
・C/X充電電流終了をプログラム可能
・シャットダウン時のUSBサスペンド電流:45μA
・高さの低い(0.75mm)10ピン3mm×3mm DFNパッケージ
以上
◆お問合せ先:
リニアテクノロジー(株) TEL 03-5226-7291(代表)
www.linear-tech.co.jp