協立電機、半導体電子基板に組み込まれたLEDの光学特性分析が可能な検査機を発売
新製品発表のお知らせ
当社はITとファクトリーオートメーション(FA)の融合分野であるインテリジェントFAシステムの開発・設計を軸に事業展開しており、この一環として昨今半導体電子基板の検査システムの開発・製造に注力しておりますが、今般、半導体電子基板に組み込まれたLED(発光ダイオード)の光学特性分析が可能な商品を当社グループで開発し、当社の子会社協立テストシステム株式会社で製造・販売を開始することになりましたのでお知らせいたします。
記
1、新製品名
「LED光学特性検査機 Focus(フォーカス) FX 930」
2、新製品の内容
当社の開発している半導体電子基板の検査機器には、インサーキットテスタ、外観検査機及びファンクションテスタ(機能検査機)がありますが、その中でも基板の機能検査(ファンクションテスト)のために開発したFocus FXシリーズはヒット商品群となっております。
このFocus FXシリーズの検査対象である半導体電子基板にも、昨今、自動車業界、ゲーム機業界(パチンコ、パチスロ機器業界)等でLEDを組み込んだ製品が多く製造されるようになり、LEDの光学特性(色度・輝度)の測定・分析も出来る半導体基板検査機への需要が高まっております。このため当社グループでこのようなLEDの光学特性の測定・分析可能な半導体電子基板検査機を開発、製品化し販売を開始するものです。
3、新製品の発売日
平成19年6月15日
4、新製品の仕様
(1)最大検査LED数 64CH
(2)出力方式 RGB電圧出力(0-5V)、明るさL、色度座標XY
(3)PC間のIインターフェイス イーサーネットポートLANケーブルでPCと接続
(4)検査プローブとの接続 64芯フラットケーブルコネクタ
(5)ユニットサイズ W203.2 x D254 x H128(mm)
【単体標準価格】
LED光学特性検査機 Focus(フォーカス) FX 930 一式¥980,000.-
5、新製品の特徴
自動車やゲーム機等の半導体電子基板を検査する際、LEDの光学特性(色度・輝度)検査が必要になるケースが多くあります。今回開発されたFX-930は、専用のLED発光色検査プローブと組み合わせてLEDの光学特性の検査を可能としました。プローブはRGBセンサーによりLED光の赤(R)、緑(G)、青(B)成分を検知し、電圧に変換します。PC側でFX-930用に開発された専用アプリケーションソフトLCT930によりFX-930をコントロールし、そのRGBの出力電圧を測定し、その測定値からLEDの明るさを示すL値と色度図において色度を示すX、Y値を算出し、予め設定した判定範囲に入っているか否かでLEDの合否判定を行います。
FX-930は当社のインサーキットテスタまたは、各種のファンクションテスタと組み合わせて使用できます。
6、新製品の売上高への影響
新製品「LED光学特性検査機 Focus(フォーカス) FX 930」の売上は次年度(平成20年6月期)1億円を見込んでおりますが、収益面に与える影響は軽微で、新製品の発売に伴う業績予想の修正はありません。
以上