日本ＳＧＩ、メディアエクスチェンジと連携し９月から「ＳａａＳ」事業を開始
メディアエクスチェンジとの連携で「ＳａａＳ」事業を展開
日本ＳＧＩがインターネット経由のソフトウェア・サービス事業を開始
カスタマー・サービス部門の拠点をＭＥＸに設置
日本ＳＧＩ株式会社（社長：和泉 法夫、本社：渋谷区恵比寿）は本日、インターネットを経由したソフトウェア・サービスであるＳａａＳ（Ｓｏｆｔｗａｒｅ ａｓ ａ Ｓｅｒｖｉｃｅ）事業を９月から開始することを発表しました。
日本ＳＧＩは、ＳａａＳ事業で提供するソフトウェアのラインナップを順次拡充していきます。
サービスの主な種類は、ＳＳＬ－ＶＰＮ、データのオンラインバックアップ、企業・自治体の情報資産アーカイブおよびストリーミング、グループウェア、セキュリティ・コンプライアンス・ソフトウェア、ＣＡＥアプリケーションなどを予定しています。個々のサービスの具体的な内容と提供については、後日発表していきます。
そして日本ＳＧＩはお客様のニーズに合わせて、必要なサービス・モジュールだけを、必要な期間に合せ、インターネット経由でサービスを提供していきます。
なお、日本ＳＧＩは去る１月に、国内最高レベルのインターネット接続環境を提供するｉＤＣ（インターネット・データセンター）事業者であるメディアエクスチェンジ株式会社（以下：ＭＥＸと略す）と業務・資本提携し、その筆頭株主となりました。今回のＳａａＳ市場への参入は、同社との協業による事業展開となるものです。
併せて、日本ＳＧＩは、カスタマー・サービス部門の拠点を東京・池袋にあるＭＥＸ社内に設置して、カスタマー・エンジニアが常駐する体制を取ります。これにより、ＳａａＳプラットフォームに関しても、万全の体制でサービスを提供することができます。さらに、日本ＳＧＩが提供する情報漏えい対策ソリューションにより、セキュリティ対策にも積極的に取り組んでいく考えです。
現在、ソフトウェア市場では、アプリケーションを利用者の必要に応じて提供するサービスとしてＳａａＳが注目されています。従来の個別開発やパッケージ・ソフトウェアの導入では、ユーザにはハードウェア、ミドルウェアなどのＩＴ基盤の整備と、それを的確に運用するＩＴ技術が求められますが、ＳａａＳでは必要なソフトウェア機能だけをインターネット経由のサービスとして容易かつ低コストで活用することが可能です。
同様のサービスとしては、かつて１９９０年代はじめにＡＳＰ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｐｒｏｖｉｄｅｒ）が注目されましたが、当時はネットワーク・コストが高く、またネットワーク品質も十分ではなかったため普及しませんでした。しかし現在、ネットワーク基盤が格段に整備されたこともあり、ネットワーク経由の新たなソフトウェア・サービスとしてＳａａＳ市場の拡大が期待されています。
こうした背景から、日本ＳＧＩはＭＥＸとの業務および資本提携を活かして次世代ｉＤＣビジネスとして、ＳａａＳ市場に参入するものです。このＳａａＳのサービスを展開するにあたっては、ＭＥＸの高品質なネットワーク基盤と堅牢でセキュアなデータセンターを活用して推進する方針です。今後、日本ＳＧＩはＳａａＳ事業を積極的に展開するに当たり、関係パートナー各社との協力を強化して、提供するサービス・メニューを拡充していく計画です。
＜関連情報＞
プレスリリース：日本ＳＧＩとメディアエクスチェンジ社との業務・資本提携契約を締結
http://www.sgi.co.jp/newsroom/press_releases/2007/jan/mex.html
メディアエクスチェンジ株式会社
http://www.mex.ad.jp/
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