デジタルスケープ、Web2.0型コミュニケーションサービス開発会社「CRAPE」と業務提携
デジタルスケープ、Ajax技術ベースの付箋を使った知識、情報の管理・共有・発信を行う
Web2.0型 コミュニケーションサービス「Rinca.cc」(リンカシーシー)の開発元、株式会社CRAPEと業務提携
デジタルクリエイターとITエンジニアに特化した人材派遣・紹介事業をコアに、コンテンツ制作受託及び教育支援事業を展開する株式会社デジタルスケープ(以下当社、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤川幸廣)と、子会社でWeb・システムソリューション事業を中心に展開する株式会社インターアクティブデザイン(以下IADI、本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 松井 功 http://www.iadi.co.jp/)は、Webインテグレーションを展開する株式会社CRAPE(以下クレイプ、本社:東京都世田谷区 代表取締役:相川大輔 http://www.crape.co.jp/)と、このたび業務提携をいたしましたのでお知らせいたします。当社とIADIは、クレイプが開発しアルファテストを開始した、付箋を使って知識、情報などの管理・共有・発信を行なうコミュニケーションサービス「Rinca.cc(リンカシーシー)http://www.rinca.cc/」に対し、企画・開発支援を行なってまいります。
【 市場背景 】
現在のWebコミュニティ市場は、総務省の調べにおいて、Blog(注1)登録者が868万人(平成18年3月末)になり、昨年度の同時期に比べおよそ2.5倍の増加がみられました。SNS(注2)の利用においては、716万人(平成18年3月末)にのぼり、こちらも昨年度の同時期に比べおよそ6倍もの増加をしております。このように短期間のうちに利用者数が急増し、コミュニケーションツールとして認知されたBlogやSNSは、Webコミュニティ市場を牽引し、個人がインターネットに向き合う時間を増加させ、さらなる発展時期を迎えています。
【 要 旨 】
このたびクレイプは「管理・共有・発信」をコンセプトに、Webサービス「Rinca.cc」を開発し、アルファテストを開始いたしました。「Rinca.cc」はAjax(注3)技術をベースに、見た目がパソコン利用者になじみやすい仮想デスクトップ(注4)になっていることが大きな特徴です。Web上のマイデスクトップにスティッキー(注5)やウィジェット(注6)を自由に貼ることができ、スティッキーは個人のToDo管理をしたり、事前に登録したフレンドに送ったり、パブリックページ(注7)に投稿することができます。またウィジェットはニュース、天気予報、スケジューラー、ミニゲーム等を随時提供してまいります。これらの機能により個人ユースや友人とのコミュニケーションのためのグループユースだけでなく、BlogあるいはSNSのような使い方により、不特定多数の人たちとの交流ができるソーシャルユースという、ユーザー本意で活用することのできる、これまでにない新しいWeb2.0型メディアサービスが可能となります。(特許出願中)当社とIADIは、「Rinca.cc」のベータサービスに向け、企画及びウィジェットなどの開発を支援してまいります。
【 今後の見通し 】
「Rinca.cc」はウィジェットや、他社API(注8)を利用したサービス開発に積極的に取り組み、2006年内に会員数10万人の獲得を目指してまいります。また、当社とIADIは、企業内利用を目的としたRinca.ccのオフィス版の開発を行いサービスを展開してまいります。
注1)Blog(ブログ)
インターネット上で個人や数人のグループで運営され、ジャーナリスティックなものから、話題となっているニュースに独自の論評を加えたもの、個人的な日記やエッセイなどのコンテンツの総称。
注2)SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)
参加者が互いに友人を紹介しあって、新たな友人関係を広げることを目的に開設されたコミュニティ型のWebサイト。
注3)Ajax(エイジャックス)
ユーザーが次に行う操作や動きに合わせた処理を自動的に行っておくことで、従来のWebページのように画面遷移をせず、ユーザーを待たせる操作感を抱かせないようにする開発手法。
注4)仮想デスクトップ
Webブラウザ上にデスクトップを再現し、ユーザーは自分のページに接続することでインターネット環境があればどこからでもそこの情報を利用できる仕組み。
注5)スティッキー
「Rinca.cc」のサービスにおけるベース機能で、付箋を模したアプリケーションの名称。
注6)ウィジェット
インターネットから配信された情報をデスクトップ上に表示させる小さなウィンドウ。時計や計算機、ゲームといった機能的なものから、天気、ニュース、株価などの情報配信的なものがあります。
注7)パブリックページ
Rinca.ccの非会員でも閲覧できるオープンページ。
注8)API(エーピーアイ)
あるプラットフォーム(OSやミドルウェア)向けのソフトウェアを開発する際に使用できる命令や関数の集合。ウィンドウやアイコンを描画するというような共通して使える機能(関数)を提供することにより自分でプログラミングすることなく、その機能を利用したソフトウェアを作成することができる。
「参考:IT用語辞典 e-Words(http://e-words.jp/)」
