マイボイスコム、「環境問題への取り組み」に関する調査結果を発表
<環境問題への取り組みに関する調査>
~「MOTTAINAI」キャンペーンの認知度は6割~
日ごろ心がけていること「資源ごみの分別、再生紙の利用」がトップ
マイボイスコム株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:高井和久)は、『環境問題への取り組み』に関する調査を実施し、2006年7月1日~5日に12,326件の回答を集めました。本調査結果について発表します。
調査結果
【まとめ】
現在、環境問題に対する新たな取り組みとして「MOTTAINAI」キャンペーンが実施されています。同キャンペーンを始めたのは、ケニア副環境相であり、2004年に環境分野としては初となるノベール平和賞を受賞したアフリカ人女性ワンガリ・マータイさんです。2005年に来日した際、日本語独特の表現である「もったいない」の精神に触れ、ごみ減量「Reduce」、再使用「Reuse」、再資源化「Recycle」の「3R」をひとことであらわす「もったいない」という言葉を世界に広めるべく同キャンペーンを始めました。このキャンペーンの認知、環境問題への取り組みについて聞きました。
「MOTTAINAI」キャンペーンを知っているかたずねたところ、「内容を知っている」が19.4%、「聞いたことがある」が44.3%で、合計6割以上がキャンペーンを知っていることがわかりました。また、キャンペーンの名誉会長であるワンガリ・マータイさんについては、「どのような活動をしている人か知っている」が15.9%、「活動内容はよく知らないが、聞いた(見た)ことはある」が38.3%で、5割強が名前を認知しています。
普段の生活の中で「もったいない」と感じる頻度をたずねたところ、「頻繁に感じることがある」(34.0%)と「時々感じることがある」(60.3%)を合わせると9割以上の人が、普段の生活の中で「もったいない」と感じていることがわかりました。
無駄な消費を減らすために日ごろ心がけていることは、「資源ごみの分別、再生紙の利用」(68.3%)がトップとなり、次いで「必要以上に買わない・作らない」(50.1%)、「資源・エネルギーの節約」(45.5%)が続いています。
企業の森林保全に対する取り組みについて評価したところ、「森林破壊を減らす技術の研究・開発」(59.9%)がトップとなり、「植林活動などへの寄付」(46.8%)、「森林破壊を減らす技術を活用した事業への転換」(44.4%)が上位に挙がりました。社会貢献活動の一貫として、環境への取り組みを行う企業が増えていますが、一般消費者が求める企業活動としては、植林活動の寄付など森林の再生を促す活動を求める一方で、根本的な解決策としての「森林破壊を減らす技術の開発や技術を利用した事業活動」も上位に挙げられました。
今後、さらに環境問題について地球規模で改善していかなければならず、国として、また企業、個人として様々な取り組みが期待されています。「もったいない」という言葉を基本とした個人の身近な取り組みのほか、企業へは、環境に対するレベルの高い取り組みが期待され、また評価されていることが浮き彫りとなりました。
【ポイント】
◆「MOTTAINAIキャンペーン」の認知は6割強だが、「内容を知っている」のは2割
◆生活上、「もったいない」と「頻繁に感じることがある」は3割強
※調査概要など詳細は添付資料参照
