凸版印刷とエイケア・システムズ、「TOPICA 電子メールデジタル署名付与サービス」を共同開発
凸版印刷、エイケア・システムズが『TOPICA 電子メールデジタル署名付与サービス』を共同開発
8月1日よりサービス販売開始、電子メールの安全性を確保し、セキュリティ性を向上
~日本ベリサイン認証局がデジタル署名の電子証明書を発行~
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹 以下、凸版印刷)とエイケア・システムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:有田道生 以下、エイケア)は、電子メールの信頼性を向上させる「電子署名付き電子メール」(S/MIME)を使用した『TOPICA 電子メールデジタル署名付与サービス』を共同開発しました。
2006年8月1日より販売を開始します。
凸版印刷が提供するインターネットデータセンターサービス「TOPICA」(トピカ)は、顧客企業のインターネット・サーバの構築や、運用を受託するアウトソーシングビジネスとして1996年10月から運営を開始しています。個人情報をはじめ、顧客企業の重要な情報の委託管理を主要業務としており、現在の稼働サイト数は約500件です。(2006年3月末時点)
本サービスは、TOPICAのデジタル署名を利用することにより、近年急増している電子メールのフィッシング詐欺を防止することを可能にした信頼性の高いASPサービスです。
昨今、ビジネスや日常生活の情報インフラとして欠かすことのできない電子メールは、通常暗号化されていない状態で送受信されることが多いため、悪意を持つ第三者によるフィッシング詐欺やなりすまし、情報改竄・情報漏洩などが問題となっています。
米国では、フィッシング詐欺によるクレジットカード詐欺の被害額が年間12億ドルに達し、その被害者は180万人に昇ります(2004年5月米ガートナー社調べ)。
日本でもフィッシング詐欺の被害の急増が危惧されており、電子メールの安全性確保が急務になっています。
本サービスは、このような課題を解決するために開発されました。利用企業はユーザへのフィッシング詐欺予防処置の提供が可能となり、安全対策に対する取り組みを示すことができます。具体的には、企業や団体が、ECサイトや会員制サイトなどのWebシステムからユーザへサンキューメールやID/パスワード通知メール、メールマガジンを送信する際に、デジタル署名を付与することで、メール受信者は受信メールの送信元が実在する企業・団体であること、そのメールの通信内容が途中で改竄されていないなどを容易に確認できるようになります。
デジタル署名の付与にはエイケアの開発したデジタル署名付与機能付メールサーバを採用しており、ユーザ企業は、安価かつ短期間でセキュアな電子メールの配信が可能となります。
また、電子メールのデジタル署名に用いる電子証明書は、日本ベリサイン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長兼CEO:橋本 晃秀 以下、日本ベリサイン)認証局の適正な管理のもと発行されます。
凸版印刷とエイケアでは今後、共同で顧客や会員等の関係者に電子メールを送信する業務がある企業・団体を対象に、Webシステム、電子メールシステムのトータルなセキュリティソリューションを販売・提供していきます。
<販売価格>
■初期費用:導入初期費用 50,000円~(税抜)
:電子証明書費用 185,850円(税込)
■利用費用:2円/通(税抜)
※1日1,000通を送信する場合、配信数に応じて単価が変動します。
<販売目標>
初年度30社
※ 本資料に記載の商標は各社の商標です。
以 上
