東陽テクニカ、高精度にディスプレーの色度輝度・動画測定ができる2次元色彩輝度計を発売
高精度なディスプレイの色度輝度及び動画測定が可能!
"2次元色彩輝度計"『ICAM』の販売を開始!
このたび、東陽テクニカはデンマークDELTA社との日本市場での総代理店契約を締結し、2次元色彩輝度計『ICAM』の販売を開始しました。
『ICAM』はDELTA社が独自開発した金属薄膜フィルタを採用しており、120万画素の分解能でディスプレイの色度・輝度を測定することが可能です。また、テレビの性能を示す動画応答速度(以下、MPRT)等の動画測定に適しています。
近年、テレビや携帯電話等の市場拡大に伴い、薄型ディスプレイ(FPD)の需要は堅調な伸びを示しています。その製品評価には色度範囲やコントラスト比、MPRT等の測定が欠かせないことから、『ICAM』はLCDやPDPの研究開発部門に大きな需要があると見込んでいます。
[特長1]従来品の1/5の露光時間(<1ms)での撮像が可能※
『ICAM』の薄膜フィルタは殆ど光の吸収がなく、入射光に対して約85%の光をセンサに透過できます。これは従来品の5倍程度の透過率です。そのため、微弱な光であっても短い露光時間で映像を測定することが可能です。テレビ画面において、動きの速い映像(ex.スポーツ中継の映像)の放送時におきる「残像」の分析に不可欠なMPRTの測定に最適です。
[特長2]長期間にわたり高精度な測定が可能
『ICAM』の薄膜フィルタは耐水性や機械的な耐久性に優れ、高測定精度を長期間維持することができます。こうした経時変化に強いフィルタは、ガラスに金属薄膜を蒸着させるというDELTA社独自の手法により開発されました。
製品価格:600万円~
売上計画:初年度 1億円(10台)、2年目 2億円(20台)
※当社独自調査による。
【 DELTA社について 】
DELTA社は1941年に設立後、計量計測器の校正・検定、製品の安全・環境試験、また半導体の設計や音響、光学機器と様々な分野に参入しています。光学系には60年代から基準策定等に携わり、67年からは独自の技術で金属薄膜をガラスに蒸着したフィルタの開発・製造を開始しました。
"2次元色彩輝度計"『ICAM』はこの特殊なフィルタとCCDデバイスを組み合わせ完成した製品で、DELTA社の40年以上にわたるノウハウが多く盛り込まれています。
【 東陽テクニカについて 】
東陽テクニカは昭和28年の設立より「技術と情報」をキーワードに、最先端の「測るツール」を欧米の電子計測機器メーカーより輸入し、日本の技術発展に寄与することを使命として、日本の研究者・開発者に提供してきました。「電子技術センター」における検査、保守、修理、校正、技術サポートや自社製品の開発。「テクノロジー・インターフェースセンター」で行われる顧客向けの各種セミナー・トレーニング。こうした取組みは、400人を超える全従業員の8割を占めるエンジニアの技術力に裏付けられています。東陽テクニカはこれからも「テクノロジーインターフェース」の使命を果たすべく、顧客に最大の満足を提供し続けます。東陽テクニカに関する詳細は、http://www.toyo.co.jpをご覧ください。