ゼンテック、SDIO規格対応のSDワンセグチューナーを開発
ゼンテックが世界初のSDIOワンセグチューナを開発
-SDIOスロットに差し込むだけでワンセグTV放送が楽しめる-
株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷省三、以下、「ゼンテック」)は、SDIO規格対応のSDワンセグチューナを世界で初めて開発したことを発表しました。今回開発したSDワンセグチューナは、SDIO規格のSDスロットに差し込むだけで、それぞれの機器でのワンセグTV放送受信を可能とするものであり、これにより「何時でも、何所でも」ワンセグ放送を楽しみたいというユーザニーズに、短期間で対応することが可能になると考えられます。
ゼンテックは今次開発のSDIO規格対応ソリューションを提供することにより、デジタル・カメラやPMP(パーソナル・メディア・プレーヤ)など、様々な機器による早急なワンセグTV放送市場への参入を可能とすると共に、こうした融合市場の創出による一段の収益拡大を図ります。販売開始時期は2007 年第一四半期(1-3 月期)を予定しております。
今回のSDワンセグチューナは、幕張で開催されるCEATEC JAPAN 2006 (10月3日~7日)の当社ブース(ブース番号:2A-73)において展示致します。
2010年には3,800万台以上のワンセグ携帯電話端末が市場に普及すると予測されていますが、当社の提供するSDワンセグチューナにより、携帯電話以外のデジカメ、DVDプレーヤ、カーナビ、ゲーム端末、PC、UMPC(ウルトラモバイルPC)などでもワンセグ放送視聴が可能になります。これによりワンセグ放送受信機台数は従来のテレビ受信機台数に迫る規模となることも予想され、ワンセグ広告市場の拡大や新しいサービス・モデルの展開など、新たな付加価値創出に繋がることが期待されます。当社では2007年第一四半期早々に量産をスタートし、いち早く、各種機器の上で使用可能なソリューションを提供していく予定です。尚、価格はオープン価格で、特にOEM、ODMの主たる供給先となる機器メーカなどの数量・供給条件などにより、柔軟な価格対応を行う予定です。
[用語解説]
・SDIO :
SDメモリカードと同一のインターフェイスを持つI/Oカードの拡張規格で、SDIOはブルートゥース、無線LAN、PHS、FMラジオなど他の広い用途に使用が可能です。
・ワンセグ放送 :
日本の地上デジタル放送は、1つのチャンネルがセグメントと言われる13個の箱に分割されています。そのうちの12セグメントを一般の放送に使い、1セグメントを携帯電話や移動体向け受信に割り当ています。
この1セグメントを使用することから「ワンセグ」といわれています。
アナログ放送に比べるとビルなどの反射波や車などの高速移動中でも画像が乱れず安定した受信が可能になります。
株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパンについて
1997年に創業者である社長大谷省三により、世界のソフトウェア技術の頂点にある米国シリコンバレーに設立されたゼンテック・テクノロジー・インク(現在は連結子会社)を母体とし、2000年2月に本邦に設立されました。
既にデジタルTVおよびSTB向け世界各国の標準規格「MediaStack(TM)シリーズ」や、Java搭載携帯電話向けの統合開発環境「JADETMシリーズ」、携帯電話などの組込み機器上で動くJavaベースのウェブブラウザ、デジタル家電向けビジュアル・オーサリングツールの「Zentek MediaMaster(TM)」などを提供しており、デジタル情報家電分野での高度な専門知識を活用し、最先端ソフトウェアの開発・サポート・ライセンス、およびデジタル家電・携帯電話事業に必要不可欠なQA(Quality Assurance:品質保証)事業などの画期的な情報家電技術ソリューションを包括的に、日・米・シンガポールの拠点より世界に向けて提供し、ユビキタス社会の実現に貢献する事を使命としています。
さらに詳しい情報につきましては、 http://www.zentek.co.jp/ をご参照ください。
※記載された社名および製品名は各社の登録商標もしくは商標です。