住友商事、旭硝子と共同出資の米ソーダ灰販売会社を完全子会社化
住友商事と旭硝子、共同出資の米国ソーダ灰販売会社の株式売買で合意
住友商事株式会社(社長:岡素之、以下住友商事)と旭硝子株式会社(社長:門松正宏、以下旭硝子)は、両社が共同出資して設立した米国ソーダ灰の共同販売会社(ソーダアッシュジャパン株式会社 以下SAJ)の旭硝子の所有全株式を住友商事が取得し100%子会社化することに合意致しました。
株式売買の時期は2007年4月を予定しています。
SAJの概要は以下の通りです。(2006年11月末日現在)
(1)正式名称:ソーダアッシュジャパン株式会社
(2)所在地:東京都中央区晴海1-8-12
(3)設立:2004年3月
(4)代表者:赤沼英雄(旭硝子)
(5)資本金:1億円
(6)出資比率:旭硝子50% 住友商事50%
(7)売上高:約50億円
(8)従業員:7名
(9)主な事業:米国ソーダ灰の販売
【 背 景 】
旭硝子は北九州工場での自社ソーダ灰生産を停止した2000年より、また住友商事は1983年より、それぞれ独自に米国ソーダ灰の輸入販売事業を展開して参りました。しかしがなら、日本市場におけるガラス関連市場の縮小、中国の合成ソーダ灰の台頭など厳しくなる事業環境に対応するため、物流関連設備等を合理化し米国ソーダ灰の競争力向上を図るべく、2004年に両社共同出資による共同販売会社SAJを設立し現在に至っております。
その後、旭硝子・住友商事・SAJは三位一体で事業を運営して参りましたが、ソーダ灰事業を取り巻く環境変化のスピードは早まるばかりであり、SAJの更なる競争力強化のためには一元管理による会社運営が不可欠との認識を強く持つこととなりました。
この様な状況におきまして、フッ素化学事業の更なる強化のために経営資源を集中していきたい旭硝子と、ソーダ灰事業に更に注力していきたい住友商事との考えが一致し、この度の合意に至りました。
以 上