三井ホーム、木造住宅用の免震システム認定の適用範囲を拡大
木造建築物用免震システム「M-400」
免震システム認定を適用範囲拡大
三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:中村良二)は、1997年9月から発売している木造住宅用免震システム「M-400」(※1)について、国土交通大臣の免震システム認定(※2)の適用範囲を拡大して10月18日付で認定を更新し、2007年1月20日から運用を開始いたします。
これにより、免震システム認定を利用するには従来2.7mまでだった階高制限が3mまで可能となり、より開放的な空間ニーズに対応できるようになります。
(※1)「M-400」は、1995年1月に発生した阪神・淡路大震災を契機に、鹿島建設株式会社と共同開発した、木造住宅用としては国内初の免震システムです。
(※2)システム認定取得は認定の評定料が不要で、大幅に申請時間が短縮できます。
1.免震システム「M-400」の基本構造
装置の種類 : 転がり方式免震支承
基本構造 : 水平方向の揺れを吸収する「ボールベアリング支承」と、基礎と建物とのずれを抑制する「オイルダンパー」の組合せで地震力を低減
対応階数 : システム認定は平屋・2階建・3階建に、また医院建築などにも対応
2.今回の更新による変更内容
階高3mの高天井までシステム認定利用が可能(認定番号MNNN-1998)
3.三井ホームの免震住宅への取組み
・当社は1989年6月に、積層ゴムによる初の木質系戸建住宅免震構造による、免震構造住宅「M-300」を発売いたしました。
・1995年1月の阪神・淡路大震災発生後、1996年2月に鹿島と共同でボールベアリング支承とオイルダンパーによる免震構造を開発、建設大臣認定(当時の法38条に基づく個別認定)を取得。翌年9月から免震システム「M-400」の販売を開始し、これまでに約130棟の受注実績があります。
・「M-400」採用第一号は、当社のコンピュータ事務センター(東京都稲城市)で、1996年7月に竣工しています。
※ 以下、関連資料 参照