東急電鉄、大規模地震発生時の対策に「早期地震警報システム」を導入
大規模地震発生時の被害を防止または軽減するため
4月1日、「早期地震警報システム」を導入します
東京急行電鉄(本社:東京都渋谷区、社長:越村敏昭)では、2007年4月1日(日)から、大規模地震発生時の被害を防止または軽減するための「早期地震警報システム」を導入します。
これは、地震の初期微動(P波)を観測し、その後に来る大きな揺れ(S波)の規模や到達時間を事前に知らせる気象庁の「緊急地震速報」を当社の運輸司令所・世田谷線管区で受信して、震度4以上の大規模地震が予想される場合には、列車無線で警報音と地震警報メッセージを全列車に一斉通報し、運転士のブレーキ操作により、列車を緊急停止させるシステムです。
初期微動観測後、大きな揺れが来る前に速やかに全列車へ一斉通報することで、列車を迅速に停止させて、地震による被害を防止または軽減することを目的としています。
早期地震警報システムの概要は以下の通りです。
【 早期地震警報システムの概要 】
○導入日:2007年4月1日(日)
○通報方法
・東横線、目黒線、田園都市線、大井町線、池上線、東急多摩川線、こどもの国線は運輸司令所から全列車へ自動一斉通報
・世田谷線は世田谷線管区から係員が一斉通報
○列車停止方法:通報を受けた運転士のブレーキ操作による緊急停止
○処理時間:約2秒(緊急地震速報受信から列車無線による通報開始までの時間)
以 上
*システムの仕組みは添付資料をご参照ください。