矢野経済研究所、メタボリックシンドローム関連市場に関する調査結果を発表
メタボリックシンドローム関連市場に関する調査結果
◆調査要綱
矢野経済研究所では、2006年流行語大賞トップテンに選出されるなど、国民の健康意識を飛躍的に増大させた「メタボリックシンドローム」に関連する市場について、身体的効果を及ぼす視点から市場を絞り込み、市場セグメント、参入製品・サービスを抽出、総合的に整理し、市場の現状分析及び展望などをまとめた。
調査対象先:メタボリックシンドロームに関連し、身体的効果を及ぼす製品・サービスに参入している企業
調査期間:2007年1月~2007年3月
調査方法:面接取材、文献調査、各種情報整理
資料名:2007年版メタボリックシンドローム関連市場の実態と展望
◆調査結果サマリー
★メタボリックシンドローム関連市場を『予防』『診断』『改善・治療』の医療3分野と『食品・栄養』『医療・診断』『運動』の対策3分野をクロスさせて市場セグメント化。
メタボリックシンドロームは、『内臓脂肪』を原因とし、高血圧、高脂血症、動脈硬化、高血糖、肥満症などを引き起こす。その疾病に対する『予防』『診断』『改善・治療』の医療3分野と『食品・栄養』『医療・診断』『運動』の対策3分野をクロスで市場セグメントし、参入している製品・サービスをオーバーラップさせて市場全体をとらえた。
★メタボリックシンドローム関連市場規模は、予防、診断分野だけでも1兆円を超え、改善・治療分野を含めると7兆5000億円を超える。
2004年のメタボリックシンドローム関連市場規模は、予防分野(食品・栄養、運動)で7,330億円、診断分野(健診、健康管理機器)で3,265億円。参考であるが、改善・治療分野(糖尿病医療費、循環器系疾患医療費)だけで6兆4,771億円。
★メタボリックシンドローム関連製品のトレンドは、特定保健用食品『中性脂肪対策訴求品』と漢方『防風通聖散』。2003年以降の急激な伸び。
メタボリックシンドローム関連市場の製品・サービスでみると、花王「ヘルシア」(茶カテキン)、サントリー「黒烏龍茶」(ウーロン茶重合ポリフェノール)で代表される特定保健用食品の中性脂肪対策訴求品、皮下脂肪、便秘の改善に効果のある漢方薬・防風通聖散が、2003年以降に市場の急激な伸びがある。※( )内は主成分
★今後の展望として、2008年の新健診・保健指導における新ビジネスや食生活、運動習慣においても『手軽さ』をキーワードにしたビジネスが着目される。
メタボリックシンドロームに対するリスク予測や保健指導を中心としたプログラムやシステムが2008年からの新健診・保健指導における新ビジネスとして成長が期待できる。また、『手軽さ』を備えた食生活習慣に対する中性脂肪対策訴求製品や『振動トレーニングマシン』などの運動習慣改善を目的したフィットネス機器などの成長が著しい。
◆資料体裁
発刊日:2007年4月20日
体 裁:A4判212頁
定 価:110,250円(税込み)
【 株式会社矢野経済研究所 】
所在地:東京都中野区本町2-46-2
代表取締役社長:水越 孝
設 立:1958年3月
年間レポート発刊:約250タイトル
URL:http://www.yano.co.jp/
(※ 以下、詳細は添付資料を参照してください。)