北越製紙と日本製紙、戦略的業務提携契約を締結
北越製紙株式会社・日本製紙株式会社間の戦略的業務提携契約の締結について
北越製紙株式会社(以下「北越製紙」)と株式会社日本製紙グループ本社の連結子会社である日本製紙株式会社(以下「日本製紙」)は、平成18年9月12日に締結した覚書に基づき、提携内容について共同検討を進めてまいりましたが、本日、業務提携契約を締結致しましたので、お知らせ致します。
記
1.提携の目的
本件業務提携は、昨今、アジアの紙市場において競争が一層激しさを増していることを背景として、北越製紙と日本製紙が互いの自主経営を尊重しながら、健全な市場競争の中で独自性を確保しつつ、「生産体制・物流」「原材料調達」「技術」分野での協力関係を構築し、相互の国際競争力及び企業価値を向上させ、国内外の市場において、紙パルプ事業におけるプレゼンスの拡大を目指すことを目的としております。
2.提携の範囲
(1)生産体制・物流分野
1)日本製紙石巻工場N6号抄紙機(平成19年度稼働予定)、北越製紙新潟工場N9号抄紙機(平成20年度稼働予定)の両大型新設備のスムーズな立上がりと収益への早期貢献を実現するための生産協力体制の構築
2)両社の相互OEMによる生産委託
3)海外市場の共同開拓
4)幹線輸送及び消費地物流の協業化
(2)原材料調達分野
1)共同調達及び共同開発による原材料の有利安定調達
2)物流改善、作業効率化、相互融通による調達コストの削減及び技術交流による有利な原材料へのシフト等によるコスト削減
(3)技術分野
1)操業及び製造部門の技術交流による効率化
2)品質管理、メンテナンス、環境情報等の主要技術共通課題の検討
(4)その他の分野
両社の提携関係を更に発展させるべく、(1)~(3)以外でも両社の合意により、提携範囲を拡大することができます。
3.今後のスケジュール
平成18年12月1日 提携契約締結
平成18年12月1日 提携推進委員会発足
平成19年 4月1日 提携施策を開始
なお、今後の本提携推進にあたり、三菱商事株式会社は海外市場の開拓や原材料の調達分野等に関してグローバルな視点から共同参画してまいります。
以上
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