伊藤忠テクノサイエンス株式会社(略称:CTC、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡崎友信)、サン・マイクロシステムズ株式会社(以下:サン、本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:ダン・ミラー)、日本オラクル株式会社(以下:日本オラクル、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅正明)の3社は、3月25日から開催される「2005年日本国際博覧会(愛称:愛・地球博、以下:愛知万博)」の会場内で使用される、KDDI株式会社(以下:KDDI、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小野寺正)が企画・開発を行ったハイブリッド情報端末「愛・MATE」のシステム構築を担当いたしました。
愛知万博は、名古屋東部丘陵(長久手町・豊田市、瀬戸市)で、2005年3月25日から9月25日まで半年間に渡って開催されます。広大な会場に多数の来場者が想定されるため、万博の会場スタッフは運営本部との連携をはじめ、来場者に対して会場案内やパビリオンの混雑状況の案内など、会場運営を円滑に行うことが求められます。
CTC、サン、日本オラクルの3社は、KDDIからの受託によりパビリオン出展企業や運営スタッフに「愛・MATE」を提供する際の入出庫やアドレス帳の管理を行う「端末管理システム」や、「愛・MATE」から各種情報にアクセスするための「ネットワークシステム」、及び「メールシステム」の構築を担当しました。
「端末管理システム」では、各端末の使用状況や入出庫の管理を行うとともに、インターネット接続などのセットアップ情報やアドレス帳などのダウンロード環境を提供します。「メールシステム」ではこれらの情報を携帯型情報端末のメールで閲覧することを可能にします。
これらのシステムはASPサービスとして提供されます。愛知万博の運営スタッフはKDDIの3Gモバイルネットワークや無線LANネットワークを介してこれらシステムにアクセスし、来場者に対し円滑かつリアルタイムな情報提供を行います。
■システム概要
Webサーバおよびメールサーバとして、サンの「Sun Fire(TM) V20z」(AMD Opteronプロセッサ搭載、OSはSolaris 9 オペレーティング・システム x86版)、データベースサーバとして「Sun Fire V240」(Ultra SPARC(R)プロセッサ搭載、OSは Solaris 9 オペレーティング・システム SPARC版)を採用。本システムのデータベースにはオラクルの「Oracle Database」が採用されています。なお、アプリケーション開発は伊藤忠エレクトロニクス株式会社(略称:CIEJ)が担当しました。
■「愛・MATEオレンジ」について
愛知万博会場内において、運営スタッフの業務支援ツールとして使用されるハイブリッド情報端末。電話連絡やメールによる一斉連絡をはじめ、インターネットによる情報参照、業務連絡用のアドレス帳利用が可能。さらに、各パビリオンの混雑状況、会場内の運行情報、催事情報といった会場運営情報全般や、内蔵カードに記録された会場内の地図や各種案内情報をもとにした来場者への会場案内業務にも活用される予定です。
■本件に関するお問い合わせ先
伊藤忠テクノサイエンス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 渡邊香織
TEL:03-6203-4100 press@ctc-g.co.jp
サン・マイクロシステムズ株式会社 広報 杉本裕史
TEL:03-5717-5717 sun-pr@sun.co.jp
日本オラクル株式会社
コーポレートコミュニケーション室 広報 北川夏子
TEL: 03-6238-8180 natsuko.kitagawa@oraclel.com
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