カスタムイメージオーダー※が大活躍!
WebNativeを使用したインターネット経由のデータ集配信で
年間1000万円以上のコスト削減に成功
住宅展示場・販売会社・印刷/製版会社合わせて650拠点へ
4000点もの販促ツール用データをWebNativeを利用して集配信
印刷物の品質標準化とグループ会社全体のデータ共有を目指す
セキスイハイムクリエイト株式会社(本社:東京都港区虎ノ門、代表取締役 西村正史)は住宅および住宅資材、プラスチック製品などのメーカーである積水化学工業(株)のグループ企業であり、住宅・不動産事業を行なうセキスイハイムグループで使用される販促ツールの管理・配信を行なっています。株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(略称:VPJ、本社:東京都渋谷区南平台町、Tel:03-5784-1180、URL:http://www.vpj.co.jp、代表取締役:三村博明)が販売するブラウザベースのファイル管理システム・「WebNative」を2002年に導入した同社は、従来のポジによるデータ配送からWebNativeを導入しインターネット経由のデータ集配信に切り替え、導入後の2年間で2000万円以上のコスト削減に成功しています。
同社では、WebNativeをセキスイハイムグループの新築戸建住宅に関するコンテンツデータ配信サーバとして使用していますが、従来はコンテンツのポジフィルムを各拠点に渡していたと言います。同社 メディア・コンテンツ部 事業開発グループ課長の荻野元宏氏はこのように述べています。「必要なポジをデュープする費用が年間で約1000万円かかっていましたので、その費用を何とかしたいと思っていました。また、仕様変更をすることが多く、変更を重ねて、撮影したポジがオリジナル画像とは呼べないものになってしまい、最新のデータを使うべきところを異なったデータを使用していたということもあったことから、画像データ管理も出来るシステムを導入したいと考えていました。」
常時配信可能なデータは約4000点に上り、そのデータを全てWebNativeで一元管理しています。各販売会社の本社、営業所、住宅展示場を合わせて全国に約600もの拠点、さらにカタログやチラシ制作を請け負う印刷・製版会社が50社以上存在。現在は250クライアントがデータの集配信を行なっています。カタログやチラシなどを独自に制作する販売会社やそれに関わる印刷・製版会社では印刷用の高解像度データをダウンロード、また営業所・展示場などでは、直接お客様に渡すPowerPoint提案資料を作成する際の画像をWebNativeのカスタムイメージオーダー※を使用してJPEGファイルにしてダウンロードすることが多いそうです。
ポジフィルムの配送からデジタルデータのインターネット経由での配信に完全に切り替えたことにより従来のポジフィルムのデュープにかかっていた料金がゼロになり、年間で1000万円のコスト削減に成功。さらに各拠点で重複してポジを分解していた費用、及びポジ配送のための宅配便、バイク便代を考慮すると、よりコストが削減されていることになります。
システム導入に際し、他社製画像データベースなども検討ながらもWebNativeを選択した理由について、「画像データベース管理に加えてQuarkXPressやIllustratorなどのレイアウトデータもプレビュー管理できる点に惹かれたからです。」と荻野氏は述べています。
さらに同社では画像やレイアウトデータなどの静止画の他に別サーバで動画の管理もしており、将来的にはMSOfficeデータの管理システムの構築も予定しています。全ての拠点で使いやすいようにGUIをカスタマイズし、トップページからそれぞれの管理サイトにリンクできるようにしています。画像及びレイアウトファイルに関してはWebNative・Ventureを使用していますが、「商品名」「背景用カット」など分かりやすいように大まかな分類をし、さらにそこから検索出来るようにしています。該当のデータはショッピングバスケットに入れ、そのままダウンロード、もしくはカスタムイメージオーダー※でファイル形式を変更しダウンロードします。「従来、プレゼンテーション用にカタログで使用していたデータをJPEG化し、CD-ROMに焼いて各販売会社に配送していたこともありましたが、手間などを考えると半年に一度程度しか出来ませんでしたし、コンテンツもカタログに限られていました。現在では図版やロゴデータなど、いつでもダウンロードすることが出来るようになりました。」
また、一元管理により製版データの品質がほぼ一定になったことも導入したメリットであると荻野氏は感じています。「ポジを受け取った製版会社が各々で製版を行なっていたため、同じ画像でも仕上がりが大きく異なっていましたが、現在では全てオリジナルデータで渡せるので、仕上がりの差が少なくなり、色調管理にも役立っています。」
WebNativeを導入してまもなく3年、同社は販促素材だけでなくグループ全体のコンテンツの一元管理に乗り出しました。「将来的には、素材だけでなく提案資料などビジネスドキュメント全ての一元管理を行なえるようにしたいと考えています。」と荻野氏。MSOfficeファイルの管理を予定しているのも、そこにつながっていきます。
「たとえば各営業所で作成されているようなPowerPointでの営業ツールです。それらのデータも一元管理することで、各拠点でどのようなことが行なわれているかという確認にもなり、また営業ツールの共有という意味でも有効です。提案資料でも、社名さえ変えればどの拠点でも使用できるといったことが可能になります。」すでに数千万円規模のコスト削減を実現している同社ですがさらなる効率化、情報共有に向け、セキスイハイムグループの販促活動を支援しています。
About VPJ…
コンテンツオーサリング環境を総合的にインテグレートするソリューションプロバイダとして1994年に設立。特にWindows、Macintosh、UNIXが混在するクロスプラットフォーム環境でのシステム構築、そして通信プロトコルやファイルフォーマットの違いから生じる問題の解決を得意としており、DTP、CG、ビデオと広がりを見せる画像を中心とするデジタルコンテンツ制作分野における豊富な経験とノウハウが特徴です。VPJの提供するシステムは主に制作のワークフローの構築に主眼を置いており、独自のワークフローアプリケーションとデータベース、インターネット等最新のITをベースに構築されております。これらのシステムは、テレビ局、CG/ビデオプロダクション、大手印刷会社、広告代理店、デザイン事務所等のコンテンツ制作市場で幅広く納入されています。
【主な商品】
◆印刷・出版システム事業部
・DTPターボサーバー(DTP業務に特化したコンテンツマネジメントサーバ)
・在版管理システム(大容量DVD-RAMライブラリを採用したフルデジタル時代の在版管理システム)
・リモートプルーフシステム(DTPターボサーバーを利用したプッシュ型PDF校正システム)
・PrintSure(サーバベースプレフライトソフトウエア)
・Uploader(アップロード専用ソフトウエア)
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◆放送・映像システム事業部
・rush(分散レンダリング管理ソフトウエア)
・Shake(超高速デジタル合成・特殊効果ツール)
・FURNACE(ワイヤー消しや空舞台作成などの作業を簡単に実現するShakeプラグイン)
・Algolith(ソフトウエアベースのアップ・ダウンコンバータ)
【会社データ】
・設立 1994年1月6日
・資本金 3,500万円
・売上高 8 億円 ( 2004年度実績)
【製品に関するお問い合わせ先】
・印刷・出版システム事業部
〒150-0036 東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル11階
Tel:03-5784-1180 Fax:03-5784-1184 URL:http://www.vpj.co.jp
【リリースに関するお問い合わせ先】
・コーポレイト本部 マーケティング担当 天野 美穂
Tel:03-5784-1183 Fax:03-5784-1184
関連URL:http://www.vpj.co.jp/
※カスタムイメージオーダー
WebNativeに付加されている画像処理機能。画像処理ソフトウエアを使用せずにサーバ内の画像をダウンロードする際にカラースペースやファイルフォーマット、解像度、簡単な切抜きなどを行なえるので、営業担当など普段画像処理ソフトを使用しない部門でもWeb上で簡単に画像処理が行なえる。
【WebNativeとは?】
「WebNative」は、インターネットブラウザ対応のファイル管理システムであり、インターネットブラウザを活用したビジュアルなファイル管理が可能になります。インターネットを利用するので社内外問わずサーバにアクセスでき、簡単にファイルのアップロードやダウンロード、検索・閲覧が可能になるのが最大の魅力です。