ブロードバンドセキュリティとのケーブルインターネット分野での業務提携に基本合意
~ケーブルテレビ事業者へのソリューション提供を強化~
シンクレイヤ株式会社(本社:名古屋市中区、社長:山口正裕、以下シンクレイヤ)は株式会社ブロードバンドセキュリティ(本社:東京都新宿区、社長:持塚朗、以下BBSec)と、ケーブルインターネット分野で業務提携において基本合意いたしましたのでお知らせいたします。
この業務提携により、シンクレイヤがこれまで蓄積した顧客基盤やケーブルテレビ伝送路のインテグレーション能力と、BBSecのインターネット接続回線サービスやネットワークインテグレーション、監視・運用サービスを組み合わせることが可能となり、全国のケーブルテレビ事業者に対し、コア事業である放送システムの構築と今後さらに重要度が増してくる通信サービス(インターネットサービス)に対する上位回線の提供、ネットワークシステム設計・構築、監視・運用までのすべてのソリューションをワンストップで提供することが可能となります。
<今回の業務提携の背景>
近年、インターネット接続のためにケーブルテレビ、FTTH、ADSL、無線など様々な高速アクセス手段が提供され、それぞれが高速化、料金、付加サービスなどにおいて、その特徴を競っております。その中でケーブルインターネットは、ケーブルテレビの視聴とともにインターネットが利用できることや、その高速性、安定性という特徴を活かして、加入者世帯を伸ばしております。ケーブルインターネットの加入世帯数は、2006年3月末時点で330万世帯、ケーブルインターネット接続市場規模は現在約1,800億円となっており、将来においても2,000億円以上の規模となるものと予想されております※。特に都市部以外においては、難視聴対策などの理由で、地方自治体と域内のケーブルテレビ事業者が連携してケーブルテレビインフラが整備されている場合があり、さらにケーブルテレビインフラを高速インターネット接続の実現のために活用することが、設備効率、コストの観点から非常に有効となっております。
※出典:株式会社アドバンスト・マネジメント「2006年版デジタル家電・通信ビジネスの全体像」
今後はケーブルテレビインフラを活用してのコンテンツ配信や電話などのサービスを実現するために、IPによるデータ通信技術や、ケーブルテレビ事業者間を結ぶネットワークの構築が必要となります。
このような背景の中、大手ケーブルテレビ事業者向けのケーブルテレビシステム関連の設計、施工、保守などケーブルテレビシステムのインテグレーションで数多くの実績のあるシンクレイヤと、IPサービス分野での高速インターネット接続サービス、安全で信頼性の高いネットワークの設計構築、システムやネットワークの監視・運用に数多くの実績のあるBBSecが業務提携を行うことで、ケーブルテレビ伝送路、およびインターネットに関連するすべてのインテグレーションの提供、インターネットの上位回線との接続、ネットワークインテグレーション、セキュリティ対策、システムやネットワークの監視・運用などをワンストップで提供することが可能になります。シンクレイヤは今回の業務提携により、BBSecと技術協力を推進しながら、全国のケーブルテレビ事業者へのさらに充実したケーブルインターネットソリューションの提供を行います。
今後両社は、全国のケーブル事業者に対しシンクレイヤ販売網を使っての営業活動、共同でのセミナーの開催等を行い、新規の顧客獲得に邁進いたします。
*サービス概念図、会社概要は、添付資料をご参照ください。