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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'12.14.Sun
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2007'01.09.Tue

朝日航洋、地震被害予測が分かりやすい3D表示のシミュレーションソフト「VREq」を開発

地震の被害状況を3D表示で“よりわかりやすく”!
~3次元地震被害予測シミュレーションソフト『VREq』開発~


 朝日航洋株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:浅野健一)は東京工業大学の翠川研究室(総合理工学研究科人間環境システム専攻翠川三郎教授)監修のもと、「より詳細に」「よりわかりやすく」をキーワードにした3次元地震被害予測シミュレーションソフト『VREq』を開発しました。
『VREq』は、GIS(地理情報システム)を基本とした被害予測シミュレーションソフトウエアです。具体的には(1)自然環境データ(地形、地質、標高等)、(2)社会環境データ(人口、建物等)、(3)地震データ(地震履歴、活断層等)という多岐にわたるデータベースをもとに、ニーズに応じた地震被害シミュレーションを自由に行うことができます。

 シミュレーション結果(震度、液状化危険度、建物被害、人的被害、斜面崩壊危険度)は、従来に比べより詳細な50mメッシュで2次元表現できるだけでなく、現実感覚により近い3次元空間でも表現することができます。阪神・淡路大震災や新潟県中越地震の発生により地震防災分野への関心が高まる中、これまでの防災マップにはない3次元表現により、現実感の高い分かりやすい防災情報を地域住民へ提供することが可能となります。

 『VREq』の自然環境データベースに利用されている急傾斜地崩壊危険箇所などの3次元地形は、当社の空中レーザ計測技術(ALMAPS)により取得・作成した高解像度な1mメッシュデータを用いており、『VREq』の機能の一つである「斜面崩壊危険度シミュレーション」にも利用されています。高解像度の標高データを用いることで微細な傾斜が把握でき、より一層正確な崩壊地域の特定と斜面崩壊危険シミュレーションを可能としました。

 当社は、今回開発した3次元地震被害予測シミュレーションソフト『VREq』と既存技術『ヘリテレGIS(ライブハザードマップ)』を組み合わせることにより、平常時には地震に対するリスク評価・住民への防災意識向上、災害発生時には応急支援といった、自治体の防災対策をトータルサポートいたします。なお、当社では06年度、「地震防災マップ」の作成を予定している30自治体へ『VREq』の導入を目指しております。

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