JEITA、6月の民生用電子機器国内出荷実績を発表
2006年6月民生用電子機器国内出荷実績
6月の概況
民生用電子機器の6月出荷金額は2,300億円、前年比108.5%と11ヶ月連続の前年比増となった。1~6月計は1兆2,355億円、同111.4%であった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、薄型テレビが堅調で、1,427億円、前年比113.6%と11ヶ月連続のプラスであった。1-6月計では7,684億円、同115.9%となった。
音声機器国内出荷金額は、157億円、前年比95.4%と、4ヶ月連続でマイナスとなったが、1-6月計では1,018億円、同102.5%で、1999年同期以来のプラスであった。
カーAVC機器国内出荷金額は、716億円、前年比102.4%で、7ヶ月連続のプラスであった。1-6月計では3,652億円、同105.3%となった。
主要製品別動向
○ 6月のカラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は661千台、前年比104.8%と2ヶ月連続の前年比増となった。6月の構成比(台数ベース)は、CRTが19.7%、液晶が68.9%、PDPは11.5%で初めて1割を超えた。
○ 液晶カラーテレビの9割以上を占める10型以上が442千台、前年比142.5%と好調を維持している。10型以上のうち、大型の占める割合が高い16:9が363千台、同179.9%であり、30型以上は237千台、同202.7%と更に高い伸びを示した。
○ PDPは76千台、前年比210.0%と11ヶ月連続の二桁増となった。うち、37型以下がPDP全体数量の5割以上を占めている。
○ DVDビデオは、441千台、前年比74.2%と3ヶ月振りに前年割れとなった。DVD録再機は262千台、同72.2%、その約9割を占めるHDD内蔵型は234千台、同77.7%と、どちらも好調であった4月、5月の反動から3ヶ月振りのマイナスとなった。再生機も前年比77.2%と2 ヶ月連続のマイナスであった。
○ ビデオ一体型カメラは、76千台、前年比76.3%マイナスに転じた。
○ ステレオセットは、107千台、前年比80.4%と13ヶ月連続のマイナスであった。
○ デジタルオーディオプレーヤは429千台と、引き続き音声機器を牽引している。そのうちの約9割、387千台が半導体メモリを使用するタイプである。
○ カーオーディオでは、カーラジオが前年比103.1%と27ヶ月振りにプラスとなったが、カーステレオは同77.3%と6ヶ月連続でマイナスであった。出荷規模の大きいカーCDプレーヤは609千台、前年比103.0%と4ヵ月振りの前年比増であった。
○ カーカラーテレビは94千台、前年比84.0%と11ヶ月マイナスが続いており、カーDVDは20千台、98.4%と3ヶ月振りのマイナスとなった。カーナビゲーションシステムも404千台、同96.9%で7ヶ月振りに前年割れした。ソース別の構成比では、HDDタイプ(通信端末等含む)が49.1%、DVD-ROMタイプが49.7%であった。
○ ETC車載ユニットは465千台、前年比122.7%と3ヶ月連続のプラスとなった。
