日本チェーンストア協会、６月の販売概況を発表
平成１８年６月度・チェーンストア販売概況
★ 全体の概況
平成１８年６月度は、前年に比べ気温が低く、週末に雨が多いという天候不順から衣料品の動きが鈍く、総販売額は前年同月を下回った。
父の日関連では長袖ニットシャツ、紳士財布、血圧計、クールビズ関連では長袖柄カッターシャツ、紳士ベルト、ジャケット、ワールドカップ関連ではレプリカユニフォームやＴＶ観戦商材のビール、ソーセージ、スナック菓子の動きが良かった。
※会員企業数 ８７社 ／ 店舗数 ８，８３１店
※総販売額 １兆１，５３４億円 （店舗調整前） ９９．５％ （店舗調整後） ９７．５％
＜部門別の概況＞
・食料品 ６，９５０億円 （店舗調整前）１０２．０％ （店舗調整後） ９９．９％
・衣料品 １，５６４億円 （店舗調整前） ９５．１％ （店舗調整後） ９４．５％
・住関品 ２，２９４億円 （店舗調整前）１０２．０％ （店舗調整後） ９９．２％
・サービス ４４億円 （店舗調整前） ５０．３％ （店舗調整後） ４９．４％
・その他 ６８０億円 （店舗調整前） ８５．５％ （店舗調整後） ８４．１％
★ 商品別の動き
＜食料品＞
●農産品は、野菜は相場高でキャベツ、白菜、ほうれん草、きゅうり、レタス、玉ねぎ、ジャガイモ、かぼちゃ、カット野菜は好調だが、とうもろこし、おくらは不調。果実はイチゴ、バナナ、国産さくらんぼは好調だが、スイカ、メロン、グレープフルーツ、梅、桃は不調。
●畜産品は、豚肉、鶏肉は好調だが、牛肉は不調。ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
●水産品は、近海魚、生切身は好調だが、冷凍えび、うなぎは不調。貝・海藻は不調。刺身盛り合わせは好調。塩干は魚卵、塩鮭、塩さば、一汐開きは好調だが、ちりめん、丸干しは不調。
●惣菜は、温惣菜は中華、スナック、焼き物は好調だが、揚げ物は不調。要冷惣菜は好調。寿司、米飯の動きは良かった。
●その他食品は、乾麺類は好調だが、飲料、インスタントコーヒー、調味料、米は不調。菓子、酒は好調。日配の洋風デイリーはデザート、乳製品は好調だが、牛乳は不調。和風デイリーは練物、漬物は好調だが、水物、生麺類は不調。ベーカリーは菓子パンは好調だが、和菓子は不調。
＜衣料品＞
●紳士衣料は、ビジネス関連はジャケットは好調だが、スーツは不調。カジュアルはカットソーは好調だが、ポロシャツは不調。服飾はドレスシャツは好調だが、ネクタイは不調。学生服の動きは良かった。
●婦人衣料は、外装はスーツ、ジャケットは好調だが、フォーマルは不調。トップスはカットソー、ブラウスは好調。ボトムスはスカート、パンツは不調。
●その他衣料・洋品は、肌着、ソックスは不調だが、パジャマは子供を中心に好調。トドラー、男児、女児は好調。雨が多かったためレイングッズは好調。水着、浴衣など夏物衣料の動きは鈍かった。
＜住関品＞
●日用雑貨品は、行楽用品、洋食器、調理器物は好調だが、台所用品、和食器は不調。バス用品は好調だが、トイレ用品は不調。掃除洗濯用品は好調。玩具はゲーム、男児、女児とも好調。文具は好調。７月からの増税前のまとめ買いのあったタバコ、値上げ報道のあったペーパー類は好調。バッグ、旅行カバンの動きは良かった。
●医薬・化粧品は、医薬品は風邪薬、皮膚薬は好調。制度化粧品は好調。一般化粧品はヘアメイク、ヘアケアは好調だが、ボディケアは不調。除湿剤、防虫剤の動きは良かった。
●家具・インテリアは、家具は収納用品、スチール家具は好調だが、組み立てボックスは不調。寝具・寝装品はタオルケットは好調だが、布団は不調。インテリア小物、カーテンは不調。
●家電製品は、液晶テレビは好調だが、オーディオ関連は不調。洗濯機は好調だが、エアコン、冷蔵庫は不調。電気調理器具、照明器具は好調だが、クリーナー、レンジは不調。
●その他商品は、自転車は好調。スポーツシューズ、メンズウェア、レディースウェアは好調だが、ゴルフ用具、ゴルフウェアは不調。ペット用品、園芸用品の動きは良かった。
＜サービス・その他＞
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は０．４％であった。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は５．９％であった。
※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス； http://www.jcsa.gr.jp