大日本印刷、クレジット一体型キャッシュカードの申込書電子フォームパッケージを販売
大日本印刷 クレジット一体型キャッシュカードの申込書電子フォームパッケージを販売
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、金融機関のホームページや店舗の申し込み窓口で、郵送用のクレジット一体型キャシュカードの申込書を、簡単な操作で作成できる申込書電子フォームパッケージを開発しました。7月21日より本格的な販売活動を開始します。
【背景】
金融機関の業務拡大にともない、銀行がクレジットサービスを提供するなど、クレジット一体型キャッシュカードの発行が増えています。これは、従来2枚に分かれていたキャシュカードとクレジットカードを1枚にしたもので、利便性が高いため、今後の普及が期待されています。
しかし、発行申し込みを行う場合には、銀行とクレジットのそれぞれのサービスが必要とする項目があるうえに、一体型カードにはインターネットバンキングなどのサービスが付加されることもあるため、その申込書記入項目は多岐にわたり、記入漏れや記入不備が起こりがちです。これらを防ぐ方法として、インターネットで電子フォームから個人情報などの入力項目を登録するサービスも検討されていますが、高いセキュリティ性が求められるがゆえに、システムの構築に莫大な費用と長い開発期間が必要であり、導入が進んでいませんでした。
DNPは、ビジネスフォーム事業で培った帳票印刷物設計のノウハウを基に、電子フォームの優れた操作性を活かし、低コストで記入不備を防ぐ、郵送用の申込書電子フォームパッケージを開発しました。本パッケージを金融機関に販促するとともに、申込業務システム全体の受注を目指します。
【パッケージの概要】
DNPが開発したパッケージは、パソコンに表示される入力フォームに個人情報を登録すると、帳票印刷物と同じ書式の申込書と封筒がプリントアウトできるもので、以下の特長を持ちます。
1.操作性に優れた入力ナビゲーション
・リボ払い申し込みを選択すると月額の支払金額欄が表示されるなど、入力が必要な項目のみ表示するため、利用者が入力に迷わないようガイドします。
・入力漏れや、使用できないパスワードを設定した場合、入力不備を認識し、警告を表示します。
2.低コスト
・無償配布のAdobe ReaderのPDFフォーマットに直接入力する仕組みとしました。
・汎用的な入力項目をパッケージ化し、同様の仕組みをオリジナルで開発する場合に比べ約3分の1の価格としました。
3.その他
・印刷帳票と同一のレイアウトでプリントアウトされるため、金融機関の帳票を扱う部署での受け入れがスムーズです。
【価格】
基本価格は300万円で、入力フォームのヘッダ、フッタの変更、印刷フォーム作成を含みます。
商品説明、規約との連動、入力項目、入力ナビゲーションの追加、変更については別途費用にて承ります。
【売上目標】
DNPは本パッケージにより2007年度までに3億円の売上を見込んでいます。
以 上