野村総研、特許出願にかかわる業務の効率化を支援するシステムを開発
特許出願業務の効率化を支援するシステム
「FORTSHARE」(フォートシェア)を開発
~実証実験への参加企業・特許事務所を募集~
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、社長:藤沼彰久、以下「NRI」)は、特許出願にかかわる業務の効率化を支援するシステム「FORTSHARE(フォートシェア)」を開発しました。このシステムの実用化に向けた実証実験を8月に開始するにあたり、参加企業と特許事務所を募集します。
「FORTSHARE」は、企業内の発明者と特許出願の担当部署、および特許事務所(弁理士)の3者をネットワークで結んで情報の共有化を図り、特許出願までの業務を効率化するシステムです(詳細は【ご参考】参照)。
従来、企業の特許出願にかかわる業務は複雑で、事務作業に多くの時間が費やされる傾向にありました。しかも、業務は紙のやり取りを中心としているため、関係者の間ではその輸送、保管、検索にかかるコストが大きく、災害時への対策(ディザスタリカバリ)にも不安が残っていました。また、各社・各事務所が個別に情報化を進めるのでは全体としての効率化に寄与するとは限りません。
NRIは、こうした状況に鑑み、業務の効率化を目指した共通のプラットフォームを構築していくことが、企業の特許取得を推進するばかりでなく、特許管理の効率化を実現するものであると考えます。そして、ひいてはわが国知財立国としての発展にも不可欠であると考え、この「FORTSHARE」を開発しました。
このシステムの実用化に向けて実施する実証実験では、参加企業および特許事務所にシステムを試用して頂き、今後の機能の改善を図るうえでの参考として参ります。実験は、8月から約3ヶ月間を予定しており、8月3日(木)に、参加企業を募るための企業担当者向け説明会を開催します(詳細は【ご参考】参照)。
NRIは、「FORTSHARE」によって企業の知的財産創造を支援し、ひいては企業のイノベーション活動の活性化に貢献していきたいと考えています。
【ご参考】
※添付資料参照
