日産自、6月と1~6月の国内生産・販売・輸出実績を発表
日産自動車 6月度および2006年上半期(1~6月累計)
生産・販売・輸出実績
日産自動車は24日、6月度および2006年上半期の生産・販売・輸出実績をまとめた。
1.生 産
<6月>
グローバル生産は277,435台(対前年同月比-10.5%)と、6ケ月連続で前年実績を下回った。
国内生産は、新型「ブルーバードシルフィ」、新型「ウイングロード」、「プレサージュ」等は前年同月を上回ったが、「キューブ」などの台数減により、108,568台(同-13.3%)と、6ケ月連続で前年実績を下回った。
海外生産は、168,867台(同-8.6%)となった。
米国では、新型「アルティマ」など2007年モデルへの切り換え等に伴う2006年モデルの在庫調整のため、53,073台(同-24.9%)となった。
メキシコでは、コンパクトカー「ティーダ(米国名:ヴァーサ)の生産開始などにより、2ケ月連続で前年同月を上回り35,572台(同+21.8%)となった。
英国では、28,853台(同-4.6%)と前年同月を下回った。
スペインでは、商用車「プリマスター」、ピックアップトラック「ナバラ」等が前年同月を上回り、19,504台(同+1.9%)と2ケ月連続で前年実績を上回った。
その他の地域では、この内中国が「ティーダ ハッチバック」等の好調により、20,422台(同+9.7%)と前年実績を上回った。
<上半期>
グローバル生産は1,647,977台(同-10.5%)と、2001年以来5年ぶりに前年同期実績を下回った。
国内生産は631,714台(同-20.9%)と、2001年以来5年ぶりに前年同期実績を下回った。
海外生産は1,016,263台(同-2.6%)と、1999年以来7年ぶりに前年同期実績を下回った。
米国では、フルサイズ ピックアップトラックやSUVなどの台数減により、373,637台(同-15.7%)と、前年同期実績を下回った。
メキシコでは、「セントラ」、「ツル」、「ピックアップ」の好調に加え、2006年5月より生産開始の新型コンパクトカー「ティーダ(米国名:ヴァーサ」の純増により、198,310台(同+12.0%)と、前年同期実績を上回った。
英国では、159,759台(同-3.7%)と前年同期実績を下回った。
スペインでは、2005年6月より生産開始のピックアップトラック「ナバラ」の純増により、106,185台(同+9.0%)と、前年同期実績を上回った。
2.販売
<6月>
国内登録は、新型「ウイングロード」、新型「ブルーバードシルフィ」等は前年同月を上回ったものの、その他車種の台数減により、54,471台(同-21.2%)と、9ケ月連続で前年実績を下回った。
また、軽自動車を含む国内販売は、65,412台(同-19.4%)と、9ケ月連続で前年実績を下回った。国内登録車市場シェアは、前年同月に対し、3.1ポイント減の16.6%で、軽自動車を含むシェアは、前年同月に対し2.9ポイント減の12.8%であった。
米国販売は、75,154台(同-19.0%)と4ケ月連続で前年実績を下回った。ニッサンチャンネルの「ムラーノ」が6月として過去最高を記録した他、「フロンティア」も好調であった。
メキシコは「ツル」、「セントラ」、「ピックアップ」などが堅調に台数を伸ばした。
欧州販売は、56,461台(同-2.3%)と、前年実績を下回った。
<上半期>
国内登録は、「セレナ」、新型「ブルーバードシルフィ」、新型「ウイングロード」等は前年同期実績を上回ったものの、その他車種の台数減により、354,734台(同-18.3%)と、2004年以来2年ぶりに前年同期実績を下回った。
また、軽自動車を含む国内販売は、429,637台(同-11.7%)と、前年同期実績を下回った。
国内登録車市場シェアは、前年同期に対し、3.2ポイント減の17.7%で、軽自動車を含むシェアは、前年同期に対し、1.7ポイント減の14.0%であった。
米国販売は511,768台(同-5.7%)と、2001年以来5年ぶりに前年同期実績を下回った。
欧州販売は274,755台(同-4.4%)と、2002年以来4年ぶりに前年同期実績を下回った。
3.日本からの輸出
<6月>
輸出は、北米向け「G35(日本名:スカイライン)」など2007年モデルへの切り換え等に伴う2006年モデルの輸出台数減により、52,245台(同-5.0%)と、前年実績を下回った。
北米向けは、17,912台(同-9.0%)と前年実績を下回った。また欧州向けは、8,294台(同-14.5%)と前年実績を下回った。
<上半期>
輸出は、315,486台(同-7.5%)と前年実績を下回った。
北米向けは、123,985台(同+9.1%)と前年同期実績を上回った。
欧州向けは、主にピックアップトラック「ナバラ」の現地生産開始(2005年6月)に伴う日本からのピックアップトラック出荷減により、41,386台(同-30.6%)と前年同期実績を下回った。
その他、中南米向けは35,327台(同-4.4%)、アジア向けは30,290台(同-32.2%)、大洋州向けは26,642台(-20.3%)、中近東向けは37,669台(同-8.6%)と前年同期実績を下回った。
以 上
