日立金属、中国・天津市に工具鋼事業拡大で金型材料の加工・販売拠点を設立
中国天津市に金型材料の加工・販売拠点を設立
日立金属株式会社(本社:東京都港区、社長:持田農夫男、以下日立金属)は、中国天津市に金型材料である高性能工具鋼の加工・販売拠点として日立金属(東莞)特殊鋼有限公司の天津地区販売拠点である『天津分公司』を設立することといたしました。東莞、大連の拠点に加え、今回、天津にも拠点を設けることで、よりお客様に密着したサービスを提供し、工具鋼ビジネスの拡大を図ってまいります。
記
1.背景
中国天津市には、日系自動車メーカーをはじめ、数多くの外資系メーカーが進出しており、今後も新規進出や自動車の生産台数拡大などが予想されます。そのため、金型や切削工具の材料となる工具鋼の需要も更に増加すると見込まれます。また、お客様の工具鋼に対するニーズも、高性能・高品質なものを必要とするだけでなく、最適な材料提案などの迅速な技術サポートの必要性が高まっております。
そこで、お客様のニーズに応え、よりお客様に密着したサービスを提供するために、日立金属(東莞)特殊鋼有限公司の天津地区販売拠点である『天津分公司』を設立することといたしました。『天津分公司』には、切断機、フライス、研削機などの機械設備を整備し、熱処理は、日立金属グループの特約店・販売会社であるウメトク株式会社の海外拠点梅田特殊鋼模具(天津)有限公司で行う体制を整えます。これにより、加工(切断・切削)・販売・技術サービスから熱処理までの一貫した事業を天津で実施することを可能とし、安定的かつスピードある商品供給体制を確立いたします。
これまでも、日立金属は、華南(東莞)に日立金属(東莞)特殊鋼有限公司を設立し、2005年3月より工具鋼の供給を開始しております。また、東北(大連)にも日立金属(東莞)特殊鋼有限公司大連分公司を設立し、2005年12月より供給を開始しております。その他にも華東(上海)での現地企業と加工・熱処理・販売に関する協力体制を構築するなど、お客様に密着した販売網を積極的に展開してきました。さらに今回設立する華北の『天津分公司』を加え、中国でのお客様に喜んでいただける工具鋼の拡販活動を提供してまいります。
2.『日立金属(東莞)特殊鋼有限公司天津分公司』の概要
(1)事業内容:高性能工具鋼の加工(切断、切削)、熱処理、及び販売
(2)所在地:中国天津市天津北辰開発区
(3)投資額:約1億円
(4)従業員数:約15名
(5)設立:2006年9月
(6)出荷開始:2006年10月
3.販売計画
2008年度 2億円
2010年度 3億円
以上
【お問い合わせ】
日立金属株式会社特殊鋼カンパニー担当羅TEL03-5765-4365
(ご参考)
※添付資料参照
