松下電工、フェノール樹脂成形材料の価格を再値上げ
フェノール樹脂成形材料の価格改定を再実施
松下電工株式会社は、原材料価格の高騰が続いていることから、フェノール樹脂成形材料の価格改定を再度実施いたします。
2004年からの原油・ナフサ等の価格上昇により、化学品の価格も全般にわたり、高騰が継続しています。ここにきてその高騰に拍車がかかり、フェノール樹脂成形材料の主要原材料の合成石炭酸、ホルマリンに加えて、ヘキサメチレンテトラミン、ガラス繊維の価格上昇も避けられない状況となっています。特に合成石炭酸は、2005年4月からのベンゼン連動価格決定方式の採用、加えてC重油高騰によるユーティリティコスト(用役費)の上昇による値上げが打ち出されており、安定的な調達を図るためには、この値上げを受諾せざるを得ない状況です。
この一連の原材料価格高騰に対して、当社では生産性向上などによる内部合理化で吸収すべく自助努力を継続してまいりましたが、原材料の値上がり分のすべてを自助努力で吸収するのには限界があり、顧客への安定的な供給責任を果たすため、原材料値上がり分の一部を価格に反映させていただくこととなりました。
当社では、2004年5月以降、フェノール樹脂成形材料の価格改定を3回に渡り、実施してきましたが、その後も原材料価格の高騰に歯止めがかからないため、再度、価格改定を実施いたします。
■今回の価格改定内容と代表的な用途
フェノール樹脂成形材料 (自動車・電気・電機部品): +25円/kg
■実施時期
2006年8月1日出荷分より
【 ご参考 】 過去のフェノール樹脂成形材料の価格改定内容
2004年5月:+10円/kg
2004年9月:+21円/kg
2005年3月:(耐熱材)+15円/kg、(一般材)+12円/kg
以 上