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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'12.12.Fri
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2007'01.11.Thu

清水建設、軽量・低価格なユニット型壁面緑化システム「パラビエンタ」を開発・販売

軽量・ローコストなユニット型壁面緑化システム「パラビエンタ」を販売
―パネルユニットを自在に組み合わせて、建物壁面を自由にデザイン可能―


 清水建設(株)<社長 野村哲也>は、みのる産業(株)<社長 生本純一>と共同でこのほど、軽量・ローコストな壁面緑化システム「パラビエンタ」を開発・実用化しました。本システムは、パネルタイプの緑化ユニットを自在に組み合わせて、建物などの壁面を緑化する工法です。緑化ユニットの組み合わせパターンや好みの植栽植物を選ぶことで、壁面を自由にデザインすることが可能です。両社は本システムを8月から、事務所ビル、学校及び商業施設向けなどに販売していく計画です。

 ヒートアイランド現象の緩和などを目的とする緑化技術の分野では、壁面緑化が最近注目を集めており、屋上緑化に続いて今後は壁面緑化の普及が加速するものと考えられます。壁面デザインが可能な従来の壁面緑化技術は、袋詰めにした土壌をケースに収めた緑化ユニットを鉄骨フレームに設置するタイプが一般的。しかしこのタイプは、緑化ユニットの構成資材が複雑で重く、ユニットを設置する鉄骨フレームも重さに応じた強度が必要なため、コスト面で割高になっていました。

 今回開発したユニット型壁面緑化システム「パラビエンタ」は、緑化ユニットの植栽基盤に、熱融着培土を採用したのが最大の特徴です。この熱融着培土は、ポリエステル繊維を混ぜた培土を、蒸気で加熱し、厚さ5cmのスポンジ状に成形したもの。保水性・排水性に優れ、軽量な薄層構造でも多様な植物の生育が可能です。
 本システムは、軽量な熱融着培土の採用によって、ローコスト化に成功。ユニット型の壁面緑化工法としては、業界最高水準の軽量化・ローコスト化を実現しました。

 本システムの構成資材は、(1)熱融着培土をステンレス製メッシュ枠に収めた60cm角の緑化ユニットと、(2)各緑化ユニットを壁面に沿って設置するための、薄型鋼製枠です。施工の際は、緑化ユニットを薄型鋼製枠の任意の場所に置いてボルトで固定するだけ。緑化ユニットの組み合わせパターンや好みの植栽植物を選んで、壁面デザインを自由に創出することが可能です。また潅水チューブと潅水タイマー、施肥装置との組合せによって、自動での潅水・施肥ができるため、日常管理の省力化を図ることができます。

 両社は8月から、清水建設関係会社の(株)テクネットおよびみのる産業を通じて、販売を開始。標準設計価格は、設置工事費や潅水装置を含め8万円/m2。売上げ目標は初年度1億円、3年後5億円です。なお、熱融着培土の生産を担当するみのる産業は、岡山県内に新工場を建設し、熱融着培土の生産能力を増強する計画です。

≪パラビエンタの特徴・メリット≫

1.軽量・ローコスト
 本システムの緑化ユニットは、厚さがわずか5cmの薄層構造。満水時でもシステム重量が約20kg/m2と、一般的な緑化ユニットに比べて2分の1の軽量化を実現しました。この軽量さが、緑化ユニットを配置する鋼鉄枠を含んだシステム全体の軽量化に繋がり、また本システムのローコスト化に貢献しました。本システムの標準設計価格は、設置工事費や潅水装置を含め8万円/m2。従来のユニット型システムに比べて、最大6割のローコスト化に成功しました。

2.壁面を自由にデザイン
 本システムは、緑化ユニットの組み合わせパターンや好みの植栽植物を選んで、壁面デザインを自由に創出することが可能です。例えば、ユニットの配置を、チェッカーやストライプなどの模様にすること、企業のマーク・文字などをデザインすることなどが可能です。また様々な植物を植栽可能なため、緑の多様な質感や色を活かしたデザインも可能です。また緑化ユニットは、移動や交換が簡単にできるため、設置後に壁面デザインを容易に変更できます。

3.壁面温度の抑制効果
 本システムは、緑化ユニット培土と植物による蒸散によって、壁面の温度抑制に十分な効果を発揮できます。夏の昼間に40~50℃まで上がる壁面温度を30℃前後に抑制できます。


以 上


※「パラビエンタ(Parabienta)」は、ラテン語の「パラ/Para(~のために)」と「アンビエンテ/ambiente(環境)」からなる造語です。


≪参  考≫

<共同開発先の会社概要>

 会社名:みのる産業株式会社
 所在地:岡山県赤磐市下市447
 代表者:代表取締役 生本 純一
 業 容:農業機械関係、食品加工機関係、花卉関係器材、ゴルフ関連機

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