オリンパス、ショルダータイプの工業用ビデオスコープ「IPLEX MX R」を発売
RoHS指令(※1)に準拠したショルダータイプの工業用ビデオスコープ「IPLEX MX R」発売
~外径13~15mmのエルボ(屈曲部の継ぎ手)付き配管にも挿通可能な外径4.4mmの細径ビデオスコープをラインアップ~
オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、高所や狭所での作業が可能なショルダータイプの工業用ビデオスコープ「IPLEX MX R(アイプレックス・ エムエックスアール)」を9月1日から国内で発売します。
「IPLEX MX R」は、主にプラントやビル・マンションの配管、自動車部品、小型ガスタービンなどの内部検査に活用するもので、2004年3月に発売した「IPLEX MX」シリーズのモデルチェンジ製品です。「IPLEX MX」で好評だった小型・軽量、バッテリー駆動、ショルダータイプの携帯性を踏襲し、RoHS指令(※1)に準拠するとともに、細い配管にも挿入可能な外径4.4mmの細径ビデオスコープなどスコープラインアップを充実しました。
(※1) EU(欧州連合)域内において、コンピュータ、通信機器、家電等の電気・電子機器について有害な化学物質の使用を禁止する指令。
■ 発売の概要
製品名 工業用ビデオスコープ「IPLEX MX R」(※2)
発売予定時期 2006年9月1日
(※2) 「IV7415X2D」(外径4.4mm/有効長1.5m)、「IV7430X2D」(外径4.4mm/有効長3.0m)、「IV7620X2D」(外径6.0mm/有効長2.0m)、「IV7630X2D」(外径6.0mm/有効長3.0m)、「IV7650X2D」(外径6.0mm/有効長5.0m)、「IV7680X2D」(外径6.0mm/有効長8.0m)の6機種のスコープユニットをラインアップしています。
■ 主な特長の概要
1. 小型・軽量、ショルダータイプでフィールドメンテナンスに最適
2. 「パワーアシスト機能」搭載によるスコープの操作性を向上
3. 長時間の駆動を可能にするリチウムイオンバッテリー及びLED照明
4. 外径4.4mmの細径ビデオスコープなど豊富なスコープラインアップ
5. RoHS指令に準拠した設計
■ 主な特長の詳細
1. 小型・軽量、ショルダータイプでフィールドメンテナンスに最適
プラントやビル・マンションなど高所・狭所での作業が多い「フィールドメンテナンス」向けに活用しやすいよう、B5ファイルサイズ(幅20cm×高さ22cm×奥行8cm〔突起部含まず〕)の小型ボディに、約2.5時間駆動するバッテリーを内蔵し(ACアダプタも使用可)、重さ約4.3kg(「IV7415X2D」とバッテリー込みの組み合わせ)の軽量化を実現しています。また、専用ベルトの装着によりショルダータイプで「完全ハンズフリー」による検査が可能です。
2. 「パワーアシスト機能」搭載によるスコープの操作性を向上
スコープ先端の湾曲には、自動車のパワーステアリングのように軽いタッチのジョイスティック操作を可能にした「パワーアシスト機構(特許申請中)」を搭載しました。これは電動モーターと、機械的な操作で湾曲させる仕組みを融合させたもので、より快適な操作性を実現しています。
3. 長時間の駆動を可能にするリチウムイオンバッテリーおよびLED照明
大容量のリチウムイオンバッテリーと、高輝度低消費電力LEDの相乗効果により、約2.5時間(オプションの外部バッテリー併用で約5時間)という長時間駆動を実現しました。
4. 外径4.4mmの細径ビデオスコープなど豊富なスコープラインアップ
外径13~15mmのエルボ付き配管にも挿通可能な外径4.4mmのビデオスコープは、有効長1.5m/3.0mの2種類を、外径6.0mmのビデオスコープは、有効長2.0m/3.0m/5.0m/8.0mの4種類をラインアップし、お客様のニーズに応じた選択が可能です。
5. RoHS指令に準拠した設計
「IPLEX MX R」は、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニール、ポリ臭化ジフェニルエーテルの6種類の有害化学物質を一切使用していないため、RoHS指令に準拠しています。
■ 「IPLEX MX R」の主な仕様
* 関連資料 参照
※ 本リリースに掲載されている社名、製品名、技術名は各社の商標または登録商標です。
