協和メデックス、あすか製薬の体外診断薬事業の一部を譲り受け
協和メデックス(株)
あすか製薬(株)の体外診断薬事業の一部を譲受
協和メデックス(株)(東京都中央区 社長:伊藤 菁莪)は、平成18年10月1日をもってあすか製薬(株)から、用手法※による体外診断用医薬品の販売事業を継承することになりました。
継承する体外診断用医薬品は、産婦人科分野の診断薬3製品、血液凝固・線溶分野の診断薬3製品の合計6製品で、当社の現製品群と重複する製品はありません。いずれも特徴のある製品群であり、当社の製品ラインアップ拡充が可能となります。更には、あすか製薬(株)にて製造中の4製品については、将来的には当社富士工場で製造することにより、コスト削減を期待しています。
当社は、今後も人々の健康な生活に欠かせない体外診断用医薬品を継続的に開発・発売することで、人々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上に貢献していきたいと考えています。
<継承する6製品>
・尿中エストロゲン簡易測定試薬 「イースリースライド」
・妊娠診断補助試薬 「hCG テスト テイゾー」
・子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼ検出用 「エラスターゼ テスト テイゾー」
・血清中FDP測定用ラテックス試薬 「FDPLテスト」
・血中PIVKA-II測定用ラテックス試薬 「ピブカル テスト」
・ATIII測定用ラテックス試薬 「エーティースリーエル テスト」
※用手法・・・検体をプレートなどへのセット後、機器を使用して自動分析を行うのに対し、プレートへのセットや試薬の添加などを手で操作する測定法
<協和メデックス(株)の概要>
本社 :東京都中央区晴海1-8-10 晴海トリトンスクエア X棟 4F
資本金:4億5,000万円
代表者:代表取締役社長 伊藤 菁莪(いとう せいが)
売上高:95.7億円(平成18年3月期)
昭和56年(1981年)に協和発酵(東京都千代田区 社長:松田 譲)の臨床検査部門から分離独立し、同社の100%子会社として設立された協和メデックス(株)は、生化学検査試薬、モノクローナル抗体を利用した免疫診断薬、医療機器などの製造・販売を行っています。当社は、世界に先駆けて開発された酵素的測定法デタミナーシリーズや、世界初のHDLコレステロール直接測定試薬、研究用試薬としても酸化LDLを自社開発するなど、臨床検査医学に貢献し、その発展の一翼を担っています。
