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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.18.Tue
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2007'01.22.Mon

STマイクロ、高密度Flash内蔵の16bitマイクロコントローラを発表

STマイクロエレクトロニクスは、動作温度範囲を拡大する
高密度Flash内蔵の16bitマイクロコントローラを発表

産業アプリケーション用に、最大832kByteのFlashメモリと68kByteのRAMを搭載した
高性能かつリアルタイム処理を実現するシングルチップMCUを提供


 STマイクロエレクトロニクス(NYSE: STM、以下ST)は、業界標準のST10ファミリ製品『ST10F27x』の最上位製品となる16bitマイクロコントローラの4製品を発表しました。新しいMCU(マイクロコントローラ)製品は、広く普及しているST10F168やST10F269など、これまでのデバイスに対し、ハードウェアおよびソフトウェアの上位互換性を保ちながら、最大832kByteの組込みFlashメモリと最大68kByteのRAM、その他の機能の強化が行われています。このファミリは、組込みFlashと、-40~+125℃での動作温度範囲の機能が統合された数少ない製品群の1つです。

 新しいST10F271、ST10F272、ST10F273およびST10F276では128k~832kByteのFlashメモリが用意されているため、ST10/C16xのユーザは、アプリケーションに合わせて最適な構成を選択でき、以前では外付けのFlashデバイスが必要であった場所にシングルチップの設計を使用することで、コストを削減することができます。
 コードとデータのためのリニア・アドレス空間は、合計16MByteです。STは、現在までにST10コアをベースとするチップを1億個以上出荷しています。

 ST10ファミリは、ST(ST10)とInfineon社(C16xとXC16x)がサポートしている最先端の業界標準16bit CPUをベースとしており、既存のユーザについては、従来のリソース投資を考慮し、新たに発売したFlash内蔵製品に容易にアップグレードできます。最大64MHzのクロック速度を持つこのCPUは、1サイクルのコンテキスト切り替えと16の優先順位と56のソースを持つ割り込みコントローラを備えることで優れたリアルタイム機能を提供し、要求の厳しいリアルタイム処理アプリケーションに最適な製品です。DSP-MAC(乗算/アキュムレート)アクセラレータは、カスタムのアルゴリズムを迅速かつ容易に実装できる強力なDSP機能を提供し、包括的な数値計算ライブラリによってサポートされています。

 これらの新しいデバイスは、モータ制御、ベクトル駆動とインバータ、電力変換装置、測位システム、エレベータ制御、自動化システム、サーキット・ブレーカ、電気自動車など、リアルタイム処理と機能性を必要とする産業用アプリケーションに最適です。ST10は、内視鏡や蘇生器などの医療分野にも広く使用されています。

 産業用制御装置の要求事項は、高品質の組込みFlashメモリによってサポートされ、10万回のプログラム/消去サイクルと20年間のデータ保持性能が保証されていますが、このFlashメモリは、STの最新の0.18μmプロセス技術で製造され、より長いデバイス寿命とコストの最適化を実現します。新製品は、-40~+125℃の温度範囲で動作し、5V単一電源使用時で5V入出力レベルでデバイスを稼動します。
 内部的にはオンチップの1.8Vボルテージ・レギュレータによりCPUコアおよびロジックに電源を供給しています。また、メモリ保護機能により、ソフトウェアの不正コピーを防ぎます。

 既存製品のST10F269でも、すでに豊富な周辺機能を提供していますが、新しいデバイスでは、I2Cインタフェース、32kHzオンチップ発振器を備えて改良されたリアルタイム・クロック(RTC)、および16チャネルから24チャネルに増加したA/Dコンバータ入力など、さまざまな機能がさらに強化されています。複数のインプット・キャプチャ/コンペア(CAPCOM)、4チャネルPWM(パルス幅変調)ユニット、10bit ADC、ペリフェラル・イベント・コントローラ(PEC)、デジタルI/O、および2つのCAN 2.0Bインタフェースの強力な組み合わせは、インバータ制御などの産業用アプリケーションに最適です。

 新MCUは、すべて、LQFP144 20×20mmパッケージとPQFP144 28×28mmパッケージで製造され、複数の供給元から提供されている熟成された開発ツールによってサポートされています。ST10F273とST10F276は現在量産に入っており、ST10F271とST10F272は現在サンプル出荷中で2006年第3四半期に量産開始の予定です。ST10F27xファミリは、車載アプリケーション向けとしても認定されており、固有の車載用製品番号が付けられています。

 価格は、LQFP144デバイスが1万個購入時で単価9.30USドル(ST10F271、128KB Flash)~14.85USドル(ST10F276、832KB Flash)、PQFP144デバイス1万個購入時で9.85USドル(ST10F271)~15.63USドル(ST10F276)です。

 この製品についての詳細情報は、以下のアドレスからご覧いただけます。
 http://www.st-japan.co.jp/data/press/p2040d.html


STマイクロエレクトロニクスについて
 STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに半導体製品やソリューションを開発・提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、他社の追随を許さない高度なシリコン技術とシステムノウハウを擁しており、幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力との組合わせにより、SoC(システム-オン-チップ)技術に関し世界的リーダーとしての地位を確立しています。またSTの半導体製品は、市場における技術やシステムのコンバージェンス化を促進するために重要な役目を果たしています。STは、ニューヨーク証券取引所(NYSE:STM)、パリ証券取引所(Euronext Paris)とミラノ証券取引所に上場されています。
 2005年の売上は88.8億ドルで、純利益は2億6600万ドルでした。
 さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
 ST日本法人: http://www.st-japan.co.jp
 STグループ(英語): http://www.st.com


◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6018 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟18階
STマイクロエレクトロニクス(株)
MPAグループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216

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