日興コーディアル証券、「日興ロックフェラー・グローバル・エナジー・ファンドSM」の取り扱い開始
ロックフェラー社、日本初上陸となる「日興ロックフェラー・グローバル・エナジー・ファンドSM*」の取扱い開始について
日興コーディアル証券株式会社(以下当社)は、米国の名門 ロックフェラー家の資産運用部門が組成する、「日興ロックフェラー・グローバル・エナジー・ファンドSM」の取扱いを開始いたします。
「日興ロックフェラー・グローバル・エナジー・ファンド」を運用するロックフェラー・アンド・カンパニー社(以下、ロックフェラー社)は、ロックフェラー家の資産運用・管理を目的として初代ロックフェラーが1882年にニューヨークで創業し(1979年に法人化)、100年を超える長い運用経験を持っています。今回募集を開始する同ファンドは、ロックフェラー社の長い運用経験の中でも特に優位性を発揮できる、エネルギー業界を中心に運用いたします。石油や石炭、天然ガスなどの一次エネルギーに加え、バイオ燃料や太陽光などの代替資源エネルギー関連の株式を世界中から厳選して組み入れることで、良好なパフォーマンスの実現を目指します。さらに状況に応じて、債券や絶対収益の獲得を目指したファンド・オブ・ヘッジファンズにも分散投資をすることで、ポートフォリオ全体のリスク低減を図ります。
当社とロックフェラー社は、国内向け投資信託の提供を出発点として、商品分野以外でも幅広く業務提携関係を構築してまいります。
*ロックフェラー・アンド・カンパニー社との使用許諾契約に基づく
以上
【ご参考資料】
《ロックフェラー・アンド・カンパニー社について》
ロックフェラー・アンド・カンパニー社は、ロックフェラー・ファミリー・トラストが主に管理する持株会社、ロックフェラー・ファイナンシャル・サービス社の子会社です。
[2006年6月30日現在、取扱総資産額 :270億米ドル(約3兆1,115億円)、うち内部運用資産額:60億米ドル]
ロックフェラー・アンド・カンパニー社の歴史は、ジョンD.ロックフェラーがロックフェラー家の個人資産や慈善資産を運用するためにニューヨークに事務所を設立した1882年に遡ります。それ以来、同社では富を運用する上で必要となる知識の蓄積とインフラ構造の整備に焦点を当ててきました。
その後、ファミリー・オフィスであったロックフェラー・アンド・カンパニー社は、包括的な財産・投資管理企業への進化の一環として1979年に法人化、翌80年には投資アドバイザーとして米国証券取引委員会に登録されました。ロックフェラー・アンド・カンパニー社は、個人、家族、信託会社、民間財団、基金、及び企業に対して包括的な財産管理および投資管理サービスを提供しております。また、ロックフェラー家は取締役員を務めるものの、同社の日常的な管理および運営には関与しておりません。
《ロックフェラー家について》
ジョン・D・ロックフェラー(1839~1937年)は19世紀最後の30年間で米国石油産業を確立しました。1880年半ばまでに、彼のスタンダード・オイル・トラスト(Standard Oil Trust)は、米国の製油能力の90%以上を管理し、製造施設、製油所、および世界中に広がる流通ネットワークを設立しました。米国連邦最高裁判所は1911年にこの偉大な企業帝国を解体することを強要しましたが、法的措置によって、現在のエクソン・モービル(ExxonMobil、石油製品世界第1位の売上高 )やシェブロン・テキサコ社(Chevron Texaco、世界第6位の売上高 )などの主要なエネルギー会社の多くが生み出されました。
ジョン・D・ロックフェラーおよびその息子であるジョン・D・ロックフェラー・ジュニア(1874~1960年)は、製油会社への巨額な投資を維持するだけでなく、金融サービス、運輸、航空宇宙産業、さらには最も顕著なロックフェラーセンターに代表される不動産業など、米国経済の発展を支えるその他のセクターにも投資を行いました。両氏はまた、国連が現在本部を構えるマンハッタンの土地の購入を可能にした寄付だけでなく、最終的に多くの教育、科学、および文化団体の支援につながる、非常に影響力のある慈善事業の伝統を育みました。
過去150年にわたり、ロックフェラー家は多くの慈善家、財政家や著名人を輩出しています。例えば、ジョン・D・ロックフェラー・ジュニアは、多くの教育、宗教、および医療団体の活動を支援し、生涯にわたって5億米ドル以上にのぼる寄付を行っています。その末息子であるジョン・D・ロックフェラー3世は、ロックフェラー財団を統率し、ジャパン・ソサエティ(ニューヨーク)を日米両国をつなぐ主要団体へと発展させるべく支援を行いました。別の息子であるネルソン・A・ロックフェラーはニューヨーク州の知事を四期にわたり務め、またジェラルド・R・フォード大統領(1974~1977在任)の下、副大統領として活躍しました。デービッド・ロックフェラー(1915年~)は、チェース・マンハッタン銀行のCEOおよび会長を務め、生まれながらの著名な慈善家として知られています。