旭硝子、チェコにフロートガラスの製造窯を新設
チェコにフロートガラスの製造窯を新設
旭硝子株式会社(本社:東京、社長:門松正宏)は、チェコにおいて、フロートガラス製造窯を新設することを決定しました。中欧では建築産業、自動車産業が急速に拡大しており、中欧におけるフロートガラス(建築用・自動車用)の需要は今後も年率7-8%程度の成長が予想されます。こうした需要の拡大に対応するため、約100百万ユーロ(約145億円)を投資しチェコで3つ目となる製造窯(生産能力:700トン/日)を設置します。製造窯は、本年末に着工、2008年初めに量産開始の予定です。
チェコにおいては、子会社であるグラバーベル社(本社:ベルギー)が1990年にグラバーベル・チェコ社を設立し事業活動を行っており、既に有している土地、製造体制を利用することで新窯建設のスピードアップ、投資コストの削減ならびにノウハウ・人材の活用、言語や文化の共有が可能です。さらに、3つのフロートガラス製造窯を1つの拠点に集約することによって、製造品目についてフレキシブルな対応を図ることができます。
当社は2005年からの中期経営計画“JIKKO-2007” において、板ガラス事業について新興市場での事業展開を主要施策に掲げていますが、本件はこの施策を実行する投資案件となります。
当社では、今後も需要地における積極的な事業展開を図るとともに、グローバル・ベンチマーキングによるより高い品質・サービスを提供してまいります。
以 上