日本通信販売協会、2005年度の通信販売売上高を発表
2005年度通信販売売上高について(速報)
通信販売業界を代表する団体である(社)日本通信販売協会(石川博康会長、正会員444社)では、2005年度の売上高について調査を行っていたが、8月15日その概要がまとまった。これによると、2005年度の通信販売業界全体の売上高は、推計で3兆3,600億円となった。前年度の3兆400億円に比べて、3,200億円の増加であり、調査開始以来の最高額となっている。また、対前年度の伸び率も10.5%を示し、1991年度以降、15年振りとなる二桁増加を記録した。
一方、日本通信販売協会会員社の売上高の合計は2兆4,900億円で、こちらも9.7%増加した。取扱商品が多岐にわたる総合通販企業とワンカテゴリーの商品を中心に取り扱ういわゆる単品通販企業を比較すると、前者の伸び率は+6.8%、後者は+7.3%と単品通販企業の伸び率がやや高い。なお、上位10社の売上高は、おおよそ1兆370億円で会員社全体の売上高の41.6%を占めている。売上規模別に前年度と比較すると、軒並み増加傾向がみられた。年商100億円未満の各階層(年商10億円未満、同10~40億円未満の企業、40~100億円未満の企業)では平均して3%前後の増加、また、100億円以上の各階層(年商100~300億円未満の企業、同300億円以上の企業)では平均して7%前後の増加を示した。
*添付資料あり。