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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.16.Sun
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2007'01.29.Mon

米AMD、ネイティブ・クアッドコアへのアップグレードパスなど実現の「AMD Opteronプロセッサ」を発表

AMD、過去最高のOEMによるデザインウィン件数とネイティブ・クアッドコアへのアップグレードパスを実現した最新のAMD Opteron(TM)プロセッサを発表

- OEM各社はクアッドコアにアップグレード可能なプラットフォームを提供し総所有コスト(TCO)の削減とデータセンタにおけるワット性能の向上を実現 -


 AMD(本社:米カリフォルニア州サニーベール、会長兼CEO:ヘクター・ルイズ)は本日、業界をリードするワット性能と卓越した仮想化機能を特長とする最新のAMD Opteron(TM)プロセッサ・ファミリを発表しました。最新のAMD Opteronプロセッサは、同じ熱設計電力枠内でネイティブ・クアッドコアへのアップグレードが計画されている唯一のx86サーバ向けプロセッサであり、これによって顧客はデータセンタのインフラストラクチャを変更することなくコンピューティング能力を高めることができます。最新のAMD Opteronプロセッサをベースとするプラットフォームは、省エネルギーマイクロプロセッサ・アーキテクチャ設計の筆頭として現在認められているものを改良した新たなプラットフォームであり、世界中のOEMを通じて過去最高規模で提供されることになります。

 AMDのRandy Allen(ランディ・アレン、サーバ・ワークステーション担当上席副社長)は、次のように述べています。「クリティカルなサーバ・アプリケーションについてAMDがお客様からの信頼を得ていることは、AMD Opteronプロセッサの売上高が2006年第2四半期に過去最高を達成したことからも明らかです。大手グローバルOEMと各地域の大手OEMによって提供されるAMD Opteronプロセッサ搭載システムの数は、2006年中に倍増するとAMDは予測しています。本日の発表は、私どもが数年前に開拓したお客様指向のアプローチに沿って技術革新が継続していることを意味するものであり、AMDはクアッドコア・プロセッサのエミュレーションを行い、クアッドコア・プロセッサへのシームレスなアップグレードを計画している業界各社に対し、完全なx86プロセッサのアーキテクチャにおける標準を提供します。」

 最新のAMD Opteronプロセッサの発表に加え、AMDはネイティブ・クアッドコアAMD Opteronプロセッサの設計を完了した(テープアウト)ことも発表しました。AMDでは、顧客における事業の中断を最小限に抑えつつ、新しい技術を導入することで最大限の価値を実現するという包括的戦略を掲げており、クアッドコアAMD Opteronプロセッサもまた、こうした戦略のメリットを示す具体的な事例です。AMDでは、単一ダイ上に4個のプロセッサ・コアを組み合わせたネイティブ・クアッドコアAMD Opteronプロセッサを2007年中旬に提供する予定です。

 クアッドコアAMD Opteronプロセッサは、本日発表された最新のAMD Opteronプロセッサとの間に、電力、放熱、ソケットに関する互換性を維持する予定です。このような長期的アプローチにより、AMDの顧客は、ニーズの変化や需要の拡大に応じて拡張可能な一貫性の高い共通のアーキテクチャを得られるとともに、現時点でクアッドコア・プラットフォームを選択できるというメリットが得られます。最新のAMD Opteronプロセッサがこのような一貫性と拡張性を実現することにより、「AMD Torrenza」イニシアティブを通じてAMD64アーキテクチャ上で技術革新を実現しようとするOEMやシステムビルダ、半導体企業にとっても、期待されるメリットがより大きなものとなります。「Torrenza」イニシアティブはAMD64アーキテクチャが持つダイレクトコネクト・アーキテクチャとHyperTransport(TM)の利点を活用することで、他のプロセッサやハードウェアのプロバイダが共通のエコシステム内で技術革新を実現できるようにするものです。新しいAMD Socket F(1207)のHTXコネクタによる拡張可能なシステム・バスによって、各種強化機能や革新的なオプションが利用できるようになりました。これらは、インフラストラクチャの基盤として機能し、AMD64をx86のオープンなイノベーション・プラットフォームとして推進します。

 最新のAMD Opteronプロセッサは、AMDの革新的なダイレクトコネクト・アーキテクチャをベースとする最新の製品です。ダイレクトコネクト・アーキテクチャは、x86ベースの32ビット/64ビット・コンピューティングを実現します。更にダイレクトコネクト・アーキテクチャは、従来のフロントサイド・バスによるボトルネックを解消する業界初のアーキテクチャとして、1ウェイ/2ウェイ/4ウェイ/8ウェイのシステムを通じて顧客にプロセッサ・コアの一貫性と安定性を提供します。また、SMPに関しては7年間に2つのソケットしか予定されておらず、データセンタ向けの製品やプラットフォームにシンプルさ、長寿命、安定性を求める顧客に対し、AMDは成長戦略を提供しています。


■電力効率とブレードサーバのリーダーシップを持続:
 電力消費は依然として今日のデータセンタ管理における最大の懸念事項の一つです。AMD Opteronプロセッサは、総合的な電力効率において業界をリードすることでこの問題を解決しており、同じ熱設計枠内で動作するシングルコアAMD Opteronプロセッサと比べて大幅な性能向上を実現します。最新のAMD Opteronは、卓越したPowerNow!(TM)機能とエネルギー効率に優れたDDR2メモリのサポートを通じてワット性能の基準を塗り替えると同時に、従来と同じ最大95ワットの熱設計電力枠を維持することになります。また、顧客はAMDのダイレクトコネクト・アーキテクチャと共にDDR2のメモリ性能を利用することによって、価格性能比がまだ最適化されておらずより多くの電力を必要とする未成熟なメモリ技術を使用せずにすみます。

 最新のAMD Opteronプロセッサによる優れた電力効率と、大手OEMが提供するブレードサーバのさらなる増加が相まって、AMD Opteronは引き続き最高のブレード・プラットフォームの座を維持しています。AMD Opteronプロセッサ搭載ブレードは現在、HPのx86ブレードサーバ設計の50%以上を占めています。IBMは、AMD Opteronプロセッサを搭載したLS20ブレードサーバを2005年の第2四半期に市場に投入し、最近では顧客がプロセッサの能力をわずか数秒で倍増させる事を可能とした、業界初の拡張可能な「スナップ・イン」24ソケット・ブレードを自社の製品ポートフォリオに追加しました。また、サンもこのほど、AMD Opteronプロセッサによってx86ブレードサーバ市場へ再参入を果たし、ラックマウント・サーバの高性能とブレードサーバの電力効率の高さを兼ね備えた、革新的なSun Blade 8000モジュール・システムを発表しました。

■x86仮想化:
 AMD Virtualization(TM)(AMD-V(TM))の仮想化技術とダイレクトコネクト・アーキテクチャを組み合わせることにより、仮想化の性能向上に向けたバランスの取れたアプローチが可能となります。AMD Virtualizationは、チップベースの追加機能によってハイパーバイザ(プロセッサのパーティショニングを管理するネイティブの仮想化シナリオのコンポーネント)によるゲスト・オペレーティングシステム(OS)の容易なサポートを実現し、AMDのダイレクトコネクト・アーキテクチャを拡張できるよう設計されています。最新のAMD Opteronプロセッサに内蔵されたDDR2メモリ・コントローラは仮想化を強化し、仮想マシンのメモリを効率的に切り離すことでセキュリティを高め、仮想ユーザをサポートします。AMD Virtualizationは、マイクロソフト、ノベル、VMware、Xenといった、エンタープライズを主なターゲットとし、商用仮想化ソフトウェアを現在も提供しているAMDのOEMパートナおよび独立系ソフトウェア・ベンダ(ISV)との協力により開発されました。

■ハードウェア・パートナによる広範なサポート:
 本日、業界をリードするOEM各社が最新のAMD Opteronプロセッサに対するサポートを表明しました。

 サンは従来に引き続き、Sun Fire X2100 M2サーバ、Sun Fire X2200 M2サーバ、Sun Ultra 20 M2 Workstationを含む、Sun Fire(TM)およびSun Ultra(TM) x64サーバ/ワークステーションがAMD Opteronプロセッサをサポートすると発表しました。サンは最新のAMD Opteronプロセッサにより、x64 AMD Opteronプロセッサ搭載サーバ/ワークステーション/ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)ラインのすべての製品を刷新しました。サン・マイクロシステムズはハードウェアとOSの両方によるソリューションを提供している唯一のAMDパートナであり、出荷するすべてのシステムにSolaris(TM) 10オペレーティングシステムをプリインストールすると共に、プロフェッショナル・サービスとソフトウェア・ソリューションの提供も行っています。Solaris 10 OSは多くのデータセンター・アプリケーションのコアとなっており、680を超えるx86/x64プラットフォームをサポートしています。

 サンのLisa Sieker氏(システムズ・グループのマーケティング担当副社長)は、次のように述べています。「私どものお客様は、新しいプロセッサが発表されるごとに新しいインフラストラクチャを採用し、エンドユーザに不便を強いることを望んでおりません。AMDはこのことを良く理解しています。最新のAMD Opteronプロセッサがサンの広範なx64システムをサポートすることにより、私どもはお客様がデータセンタにおける課題に対処し、クアッドコアやそれ以上への安定した移行を行うために必要な最新技術を継続的に提供することができます。」

 HPは最新のAMD Opteronプロセッサをラックマウントに最適化されたHP ProLiant DL385/DL585サーバ、HP ProLiant BL25p/BL45p/BL465c/BL685cサーバ・ブレードのほか、将来のワークステーションに追加します。

 HPのPaul Miller氏(インダストリ・スタンダード・サーバおよびブレードシステム部門マーケティング担当副社長)は、次のように述べています。「私どもとAMDとの強力かつグローバルな関係は、エンタープライズのお客様の変化し続けるニーズに応える、最先端の技術と高性能プラットフォームを提供するための取り組みに基づいています。AMD Opteronプロセッサによる、電力効率に優れたさまざまなエンタープライズ・クラスのプラットフォームを通じて、優れたシステム性能と最も優れた運用を実現するサーバ・インフラストラクチャを提供してきたHPの成功の歴史に基づき、サーバとワークステーションの製品ラインに最新のAMD Opteronプロセッサを採用する予定です。」

 最新のAMD Opteronプロセッサ搭載プラットフォームをいち早く出荷するIBMは、ビジネス・パフォーマンス・コンピューティング(ハイパフォーマンス・コンピューティングを活用したビジネス・インテリジェンスやエンタープライズ・リソース・プランニング等を指す新しいコンピューティングモデル)向けに提供している5つの新しいSystem xとBladeCenterサーバにこのプロセッサを使用しています。

 IBMのJames Gargan氏(System x担当副社長)は、次のように述べています。「IBMは2003年に、業界に先駆けてAMD Opteronプロセッサ搭載システムを発表しました。AMDベースのシステムの増加とIBM X-Architectureでの技術革新に関するリーダーシップにより、最も多様な最先端のx86システムをお客様に提供しています。IBMは最先端のAMD Opteronプロセッサに基づき、差別化されたすべての製品ラインを提供できるよう投資を行ってきました。これらのプラットフォームにより、お客様は性能、総所有コスト(TCO)、消費電力の管理に関する目標を、他に類を見ない形で達成することができます。IBMのCoolBlueデータセンタ用電力管理システム、PowerExecutiveソフトウェアを含む最適化プログラム、Xcelerated Memory Technologyメモリ技術などのイノベーションにより、お客様はこれらの新しいシステムを通じて自らのデータセンタを最大限に活用できるようになります。」

 最新のAMD Opteronプロセッサ搭載システムは現在、上記のメーカ以外にも、イージェネラ、ラッカブル・システムズ、Supermicroなど、多数のメーカから発表されています。

■モデルナンバー、価格について:
 最新のAMD Opteronプロセッサから、AMDは4桁の数字によるモデルナンバー・システムに移行します。新しいモデルナンバーの最初の数字には、これまで同様、各プロセッサの拡張性を示す「1」、「2」、「8」が使用され、2番目には第2世代のソケットであることを示す「2」が使用されます。

 モデルナンバーは以下の通りです。

 1Pまで: 12xx、Socket AM2
 2Pまで: 22xx、Socket F(1207)
 8Pまで: 82xx、Socket F(1207)

 最新のAMD Opteronプロセッサは、モデル 8218が2,149ドル(252,510円)、モデル 2218が873ドル(102,580円)、モデル1218が749ドル(88,010円)、モデル8220 SEが2,649ドル(311,260円)、モデル2220 SEが1,165ドル(136,890円)、モデル1220 SEが899ドル(105,640円)(いずれも1,000個ロット時単価)です。

 価格に関する詳細は www.amd.com/pricing をご覧ください。
 最新のAMD Opteronプロセッサのモデルナンバーの詳細については www.amd.com/opteronmodelnumbers をご覧ください。
 IBMのエネルギー効率に優れたサーバ・ポートフォリオとノベルのOpen Enterpriseを紹介している第6回AMD Enterprise Online Eventの詳細については www.amd.com/enterpriseevent をご覧ください。

■AMD Opteron(TM)プロセッサについて:
 AMD Opteron(TM) プロセッサ搭載システムは現在、世界で最も競争の熾烈な各業界を代表するForbes Global 2000企業のトップ100社中90%の企業、そしてトップ500社中55%以上の企業もしくはその関連子会社で使用されています。シングルコアおよびデュアルコアAMD Opteronプロセッサは、従来型のフロントサイド・バスアーキテクチャー固有のボトルネックを軽減し、より高度なコンピューティング環境を提供するダイレクトコネクト・アーキテクチャを採用したAMD64テクノロジがベースとなっており、最も優れたシステム性能とワット性能を誇ります。 
 http://www.amd.co.jp/opteron (8/15 18:30更新予定)


■AMDについて: 
 AMD(NYSE:AMD)は、コンピュータ業界、通信業界、家電業界向けに革新的なマイクロプロセッサ・ソリューションを提供するグローバル・リーダーです。1969年に設立されて以来、世界中のお客様のニーズに適した、優れたコンピューティング・ソリューションを提供し、お客様の発展を支援するための努力を続けています。日本AMD株式会社はその日本法人です。
 詳細については、 www.amd.com(英語) または http://www.amd.co.jp(日本語) をご覧ください。

*AMD、AMD Arrowロゴ、AMD Opteron、AMD PowerNow!ならびにその組み合わせはAdvanced Micro Devices, Inc.の商標です。WindowsはMicrosoft Corporationの米国またはその他の地域における登録商標です。HyperTransportはHyperTransport Technology Consortiumの許諾商標です。
*その他すべての名称は、情報提供の目的においてのみ記載されているもので、名称を所有する企業・団体などの商標である場合があります。

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