NEC、統合コミュニケーション基盤ソフト「コミュニケーションポータル V2.1」を発売
統合コミュニケーション基盤ソフト「StarOffice21/コミュニケーションポータル V2.1」の発売
~ソフトフォンに加え既存の固定電話との連携強化~
NECは、スケジュール情報、位置情報、電話状態、在席状態を確認しながら、電話やメール、Web会議などのコミュニケーション手段を統合的に扱う基盤ソフト「StarOffice21/コミュニケーションポータル」において、オフィスに多数設置されている固定電話への対応、利用シーンに応じた2つの画面モードによる使い勝手の向上などを実現した「コミュニケーションポータル V2.1」を製品化し、本日から販売活動を開始いたしました。
新商品では、従来のパソコンから通話するソフトフォンDtermSP30との連携に加えて、SIP(注)テレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」またはテレフォニーサーバ「UNIVERGE APEX7600i」を介して固定電話(ハードフォン)や携帯電話、PHSなどの電話機との連携が可能となります。
また、画面モードは利用シーンに応じて、データの閲覧、編集に適したフルモードと表示スペースを小さくしたコンパクトモードの2つを用意し、使い勝手を向上させております。
更に、個人用の電子電話帳について、個人が登録、編集したデータをサーバ上で管理することによりセキュリティを強化いたしました。サーバ上の電話帳データを携帯電話から利用することも可能であり、携帯電話を紛失しても電話番号が流出することはありません。
この他、電話会議/Web会議についての強化も行い、(1)会議室の確保から参加メンバーへの通知までを自動化、(2)Web会議音声品質の大幅な向上などを図っております。
新商品の販売価格(税抜)は、480万円(50ユーザの場合)からであり、出荷開始は8月21日であります。NECでは今後3年間で1000システムの販売を見込んでおります。
このたびの新商品の特長は次の通りであります。
1.固定電話への対応
NECのSIPテレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」またはテレフォニーサーバ「UNIVERGE APEX7600i」との連携により、従来のソフトフォン DtermSP30に加え、固定電話、携帯電話、PHSからの電話発信や、発着信履歴、プレゼンス(状態)の管理が可能である。
これらにより、既に社内設置している電話設備やシステムを有効に活用しながら、質の高いコミュニケーション環境構築を可能とする。
2.使い勝手を向上させた2つの画面モード
画面モードは2種用意し利用シーンに応じて使い分けが可能。1つは組織階層をツリー表示し、コミュニケーション先を一覧形式にして視認性を向上したフルモードと、もう1つは表示スペースを小さくし、業務中も画面上に表示しておくことで素早いコミュニケーションを実現するコンパクトモード。
3.電子電話帳機能強化
ディレクトリサーバに登録されている情報を検索する全社電話帳に加えて、個人が登録・編集した個人電話帳、グループ電話帳を利用することができる。
「StarOffice21/電子電話帳 for MobilePhone」と併せて利用することにより、サーバ上に管理されている電子電話帳を携帯電話から参照することが可能となり、情報漏えいのリスクを軽減することができる。
4.電話/Web会議の支援機能強化
コミュニケーションポータルに表示されているユーザを選択して即座に会議を開催することが可能。会議を開催する際には会議室の確保や参加メンバーへの通知などを自動的に実行する。会議時の参加メンバー追加作業も容易であり、会議中にシステムを中断することなく、動的に次々に追加できる。また、電話会議とWeb会議はシームレスに連動しているため、電話会議から資料などを共有しやすいWeb会議に切り替えることも容易である。
なお、Web会議 は、NECのVoIPミドルウェアを採用した「コミュニケーションドア/Web会議 V5.0」を利用でき、大幅な音質向上を実現している。
新商品の概要については別紙をご参照下さい。
以上
<備考> 価格に消費税は含まれておりません。
(注)SIP(Session Initiation Protocol):VoIPを応用したインターネット電話などで利用される、国際標準規格の通話制御プロトコル
■新製品に関する情報
StarOffice21/コミュニケーションポータル Webサイト
http://www.sw.nec.co.jp/gw/
■本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC ITプラットフォーム販売推進本部
ソフトウェア販売促進統括部
電話:(03)3456-7259