ノバルティス、さっと塗れる経皮鎮痛消炎剤「ボルタレン ローション1%」を発売
さっと塗るボルタレン
「ボルタレン(R)ローション1%」新発売
ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:馬場宣行)は、8月22日(火)に、経皮鎮痛消炎剤「ボルタレン(R)ゲル」(一般名:ジクロフェナクナトリウム / 発売:2000年4月)の新たな剤型として、「ボルタレン(R)ローション1%」を医家向けに新発売いたします。
ボルタレン(R)ローション1%は、ボルタレン(R)錠、ボルタレン(R)サポ(R)(坐剤)、ボルタレン(R) SRカプセル(徐放性製剤)、ボルタレン(R)ゲル、ボルタレン(R)テープと同じジクロフェナクナトリウムを有効成分とした外用剤です。今回のローションの発売により、医療の現場で高い評価を得ているボルタレンブランドは6つの剤型を有することとなり、より患者さんのニーズに合わせた使い分けが可能となります。
ボルタレン(R)ローション1%は、変形性関節症、肩関節周囲炎などの局所の痛みを訴える患者さんに対して優れた効果を発揮します。2005年9月に外皮用剤を使用している患者さん3,600名を対象に実施したアンケートでは、ローション剤について、主に肩、首の痛みに用いているという結果でした。透明な液体であるボルタレン(R)ローション1%の発売により、毛髪や衣服との接触の多いこれらの部位などへの使用に対して、患者さんや医療の現場に新たな選択肢を追加できるものと期待されています。
なお、本剤はボルタレン(R)ゲルと同一有効成分、同一濃度のローション剤です。角層中の薬物濃度の検討により生物学的同等性が確認されて承認を取得したもので、臨床試験を実施しておりません。同じ経皮鎮痛消炎剤である、ボルタレンゲルの副作用は、国内承認時集計で、総症例1,062例中41例(3.9%)、53件に見られました。その主な症状は、皮膚炎(発疹、湿疹、皮疹、かぶれなど)27件(2.5%)、そう痒感9件(0.8%)、発赤8件(0.8%)などでした。
ジクロフェナクナトリウムは、1965年にスイス・ノバルティス ファーマ社で開発された非ステロイド性鎮痛消炎剤です。1974年に世界に先駆けてボルタレン(R)錠として日本で発売され、その後 30 年以上にわたる臨床使用により高い評価を得ています。現在、ボルタレンは約140カ国で発売されており、非ステロイド性鎮痛消炎剤としては世界で最も多く使われ、世界的な標準薬として位置付けられています。
本剤はノバルティス ファーマ(株)、同仁医薬化工(株)の2社が共同で開発し、ノバルティス ファーマ(株)が販売します。
また、本年3月に発表しましたように、ボルタレン(R)の外皮用剤に関しては旭化成ファーマ(株)がプロモーション業務を行うことで合意しておりますが、今回のボルタレン(R)ローションにつきましても、ボルタレン(R)ゲル、ボルタレン(R)テープと同様に旭化成ファーマ(株)がプロモーションを行います。
■ノバルティス ファーマ株式会社について
ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置く医薬品とコンシューマーヘルスの世界的リーダー、ノバルティスの医薬品部門の日本法人です。ノバルティス グループ全体の2005年の売上高は322億米ドル(約3兆5,433億円)、当期純利益は61億米ドル(約6,755億円)、研究開発費は48億米ドル(約5,330億円)でした。スイス・バーゼル市に本拠を置くノバルティスは、約96,000人の社員を擁しており、140カ国以上で製品が販売されています。
http://www.novartis.co.jp/
*2005年の会計基準ベース
以 上
*製品概要は、添付資料をご参照ください。