日本郵船、ハイブリッド式トランスファークレーンの実用実験に協力
ハイブリッド式トランスファークレーン
当社東京コンテナターミナルで実用実験へ
当社はこのほど、当社東京コンテナターミナル(東京都品川区)にて、TCM株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:石木厚重)が開発した国内初のハイブリッド式トランスファークレーン(注)の実用実験に協力する事と致しました。
本年9月中旬より12ヶ月間、当社東京コンテナターミナル内において実際に使用する事で、操縦性能、走行性能など規格どおりの性能を満たしているか検証します。
このハイブリッド式トランスファークレーンは、国内で初めて開発されたもので、吊り上げたコンテナを降ろす際に発生するエネルギーを蓄電装置に蓄積し、再利用するものです。燃料消費量・CO2排出量を約40%低減すると共に、エンジンと発電機も小型化され、騒音も大幅に低減されます。
当社は、今後とも船舶をはじめ、その他の輸送機器、荷役機器など、環境に優しい新技術の開発に積極的に協力してまいります。
以 上
(注)トランスファークレーン
コンテナターミナルのヤード内で、コンテナの積み降ろしをする荷役機器。ディーゼルエンジンで発電した電力によってヤード内の移動やコンテナの積み降ろしをする。
【 ハイブリッド式トランスファークレーン概要 】
全 長:11.1メートル
全 幅:25.8メートル
全 高:21.4メートル
重 量:140トン
定格荷重:40.6 トン
最大揚程:15.24メートル(コンテナ4段積み対応)
