大同特殊鋼、工具鋼製品を10月納入分から値上げ
ニッケル高騰による工具鋼製品の値上げについて
大同特殊鋼株式会社(社長:小澤 正俊)は急騰しているニッケルを含有する製品について、既に7月契約分からステンレス製品を主体に値上げを実施してきましたが、今回、工具鋼製品にも適用することを決定しました。
工具鋼製品は価格変動の激しいモリブデン、バナジウム、タングステン、コバルトの4原料については2005年7月納入分から価格スライド制を導入してきました。
4原料以外の原料については、比較的価格が安定していたことを考慮し価格スライド対象外として運用してきましたが、今回のニッケルの異常急騰はコスト上昇分を自社で吸収することが困難なため、ニッケルを含有している鋼種のみ2006年10月納入分から値上げを実施いたします。
LMEニッケル価格は2006年5月~7月平均でポンド当たり10ドルとなっており、2005年の平均価格に対して50%程度の値上がりとなっています。今回の値上げは、この値上がり分を製品価格に転嫁するものです。
なお、LMEニッケル価格は8月1日現在ポンド当たり12.9ドルとなっており、この価格が今後も続くようなことになれば再度価格の見直しを実施いたします。
【値上げの内容】
・実施時期: 2006年10月1日納入分から
・対象、値上げ幅:ニッケルを含有している工具鋼製品
※参考表など詳細は添付資料参照
以 上